「エロすぎる」という理由でギルドを追放されたふたなりロリババアの私には戦闘よりも娼婦の才能があったようです
グリズリーマグナム
第1話 わしってエロいのか?
「モニカ……ギルドから出て行ってほしい」
団長は静かに、わしへ告げる。さっきまでの楽しい雰囲気は消え去り、一緒に酒を飲んでいたユリウスも黙っている。
「なぜじゃ?理由を教えてくれ、団長」
「それは……」
わしは団長と親友だと思っていた。わしをギルドに入れてくれた、大恩人だ。だからギルドの力になれるようたくさん努力した。
「お前の……体が…え……すぎて」
「すまぬ団長。よく聞こえなかった、もう一度言ってほしい」
「エロすぎるんだよ!お前の体がッ!」
「わし、エロいの!?」
わしの言葉に、その場にいた全員がうなずいている。
「ユリウス、お主はそんなこと思ってないじゃろ?」
ユリウスはギルドメンバーの中で一番真面目な男じゃ、絶対に思っているはずがない。
「僕は最近、キミの股間ばかり見てしまっているんだ」
「きっも」
もしかして、わしの追放ってしかたないのか?これは……もう…諦めよう。
「わかった。出て行くよ、今までありがとう」
「すまない。退職金は多めに……」
「いらん、団長には恩がある」
「さよならじゃ、皆よ」
わし無職になっちまった、これからどうしよ………………てか、わしってエロいのか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます