第4話

私は花音。現世では花音像(神社の石像だったから)と呼ばれていた。今いるのはネ現世。空が赤い。現世は空が青い。そして、ネ現世から現世に戻る方法を探して、そのための素材を集めようとしているところ。


「花音!ゆら!行こお!」


「うん!」


「はい!」


〜神社の中〜


「すいません、花音さん、話したいことがあるので、少しいいですか?」


「え?う、うん」


ゆら、急になんなんだろ


「ねえ、花音さん?隠してること、ありますよね?」


「え?ないよ?」


「急に何言ってんの!(笑)」


グサッ


「え?」


「花音、死んでるのに、なんでそんな、そんな!人間の姿をしているのですか!?」


「わ、私は!ゲホッゲホッ、いつの間にか人間になってたんd...あ...」


思い出した。私は、私は、死神なんだ。今までなりきってた。人間になりきってたのに!ゆらに、ゆらに邪魔された。私はあゆむのことが好きで!でも、次に天に連れていくのはあゆむだって言われて!なんとか助けようと、人間に、なったんだった...


「そうよ、その通りよ、私は人間じゃない、死神よ!」


「え?、え?し、死神?」


「そう、私は死神、元々、あゆむが死ぬはずだったの」


「え?あゆむが?」


「そう、助けようとして、ここに来た」


「でも、もう刺されちゃったからね、私ももう人間だったしね、終わりだね」


「ご、ごめんなさい!」


「おい!花音!どうしたんだ!」


「ううん」


「ゆら、私、あゆむを連れてかないと行けないの」


「え、?そ、そんな」


「でも、私、あゆむ置いてく」


「え?は?花音?置いてくってどうゆう事だよ?」


「ううん、もう時間ないから言わない」


「2人ともありがと、少しの間でも楽しかった」


「え、?花音」


「グスッグスッ」


「あ、ありがとうございました」


バタンッ


ああ、私死んだんだ。これで、これで良かったのかな、みんなは悔いのないようにね。


はい!ということで!これにて「いえす」完結です!ありがとうございました!


ayaas

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いえす にんじん@ayaas @ayaas

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