第3話
私は花音。現世では花音像(神社の石像だったから)と呼ばれていた。今いるのはネ現世。空が赤い。現世は空が青い。そして、ネ現世から現世に戻る方法を探してるところ。
「よし、行くか」
「行きましょう!」
気合いを入れながら肩を回しているのがあゆむ。そして敬語で笑顔がかわいいのがゆら。
「よし、っていうか神社はすぐそこだよ?」
「あっ、、、確かに」
「探しに行くのはゆうまさん?でしたよね」
「そうそう」
「なあなあ、花音?」
「お腹すいたよな?ということで、飴あげる!」
「あ、ありがとう?」
「初めて飴、食べる」
「えっ、本当ですか?」
「うん、さっきも言ったけど、石像だったから」
「食べなくても平気だったんだよ」
「そ、そうなんですね」
「と、とりあえず階段、登りましょう!」
その言葉であゆむとゆらがいっせいに腕まくりを始めた。
「競走な」
「おっけえ」
「負けないですよ」
「じゃあ、よーいどん!」
「はあ、はあ、はあ」
あゆむとゆら走るの早すぎ。
「よっしゃあ1位!」
「2位でした」
「3位だったよお」
「花音、ここの神社で間違いないか?」
「うん、間違いない。あそこの石像なくなってるし!」
「確かにないな」
「神社の中に行ってみましょう!」
「うん!」
「おう!」
ガラガラガラ
「ごめんくださーい」
「はいはーい、なんでしょう?ってえ?」
「花音?」
「ゆうまさん、なんで私はネ現世にいるんですか?」
「はあ、もう来ちゃったのか」
「どうゆう意味です?」
「そのままの意味」
「だからお前だけは嫌だったんだよ」
「消えて欲しいからネ現世に送ったの」
「わかんねえの?」
「わかんないよ!」
「おい!ゆうま!お前俺の大事な友達を傷つけんなよ!!」
「そうですよ!私の友達を傷つけたらタダではおきませんよ」
そういって、2人の目がキランと光った。
「お前ら、子供に何が出来r」
「え?」
ゆうまさんの方を見ると、剣が心臓に刺さっていた。
「ごめんなさい、でもこうするしかなかったのです」
「花音さんを現世に返すにはどうすればいいですか?」
「ぐはあ、ち、地下に銅鉱石が眠っている」
「それで、だ、ダイヤモンドと鉄鉱石を...」
「あー、死んでしまいました」
「もう少しでしたのに」
私たちはゆうまさんに向かって手を合わせた。
「とりあえず、銅鉱石と鉄鉱石ダイヤモンドを探しましょうか」
「そ、そうだな」
「地下とは、ここの地下でしょうか?」
「わかんないけど、行ってみる価値はありそうだな」
「行きましょうか!」
次回.......next
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