踊ってみることにした

第29話 嘘も三回つけば本当になる

　とある有名人のエッセーだったかにあった言葉です。

　何か、対人関係でトラブルなどあった時に

　そのことを、身近な人間に伝えるってよくありますよね？

　そのときに、自分の事も包み隠さず、過不足なく正確に伝える人って

　何人います？

　まあそういう話なんですよ。

　対人トラブルやもめ事の際に、

　いざこざについて、自分の事をよく見せる嘘をつかない人って

　なかなかいないと思うんです。

　で、そのことについて、

　嘘も含めた事を、人に話す

　そして、話した相手がその嘘を鵜呑みにして受容した際に

　自家中毒起こしちゃう、

「大変な目にあったね」などと同情されようもんなら

「そうなのよー酷い目にあったんだからー」的な事を言っちゃう。

　そういうことを何回も繰り返すと、

　人って、最初からその受け入れられた嘘を本当だと思い込んじゃうらしいんですよ。

　そのほかにもたとえば

　人の陰口や噂話で盛り上がっているうちについついヒートアップして

　ありもしない虚像を叩き始める事ってあるじゃないですか？

　それを何回も繰り返していると

　三回も四回も繰り返してると、最初はありえないってわかっていたことも

　すっかり本当の事のようになって、そう思い込む人が増えるっていう話です。

　最初は嘘だとわかっていたことも、自分の中で現実にあった本当の事になってしまう。

　それを、とある有名人が、「嘘を三回もつくと本当になる」と言っていたんですね。

　そのことを、とある知り合いの女性に話したところ

「お前、嘘を三回つくと本当になると思ってるのかよ！」と素敵勘違いを起こし

そうじゃなくって、言い訳中毒とか陰口の自家中毒のことだと再度説明したんですが

　どういうわけか

「秋濃は嘘を三回つくと本当になると思ってる奴だ」と

　周囲の知り合いに三回以上言いふらし、もう少しでそれが公式設定になるところでしたｗ

　いくら小説という嘘の塊を書くのが大好きだからってそれはないｗｗｗｗｗｗ

　実際問題

　最初は大した事がない噂話や誤解のもとが

　ふくれあがって変になるのって、陰口たたいている間に加熱処理がおかしくなって

　皆で疑わしい部分も本当の事のようにいったり思いつきの憶測を付け加えたりしているうちに盛大な誤爆になるっていうのがほとんどだと思います。

　だから、嘘を三回つくと本当になる

　自分の嘘も他人の嘘も、嘘には気をつけなきゃいけないし、ネットでもリアルでも嘘つくのはよくないんだって話ですよ。

　とりあえず、知り合いについての誤解はときましたが

　嘘が広がっているようなのでこちらにも書いておきます。

　※　人の話は最後までちゃんと聞きましょう