長所に目を向けて、前向きに生きられますように
立菓
長所に目を向けて、前向きに生きられますように
私は大学を卒業して間もない頃、心療内科で『うつ病』と『自閉症スペクトラム』の診断を受けました。
主な精神的不調の原因は、ちょうど就職氷河期で、なかなか就活がうまくいかず、内定も一社も頂けないことでした……。
なのですが、長期間とてつもない落ち込みがあまりにも長過ぎたので、『うつ病』以外に、自分は何か他のモノも抱えているんじゃないかと思い、発達障がいの検査を受けてみました。
お医者さんが母親から私の生育歴を聞いたり、学生時代に受けたものとは違う知能検査をやってみたりして、私は発達障がいの特徴が平均的に少なく、知的障がいの無いタイプの『自閉症スペクトラム』だということが分かりました。
ちなみに、『自閉症スペクトラム』を含む発達障がいも『うつ病』も、症状は個人差が大きいそうです。
私の場合は、『自閉症スペクトラム』なら、(学生時代に板書がかなり難しかったからか、)同時進行がすごく苦手であるし、遠回しの表現が伝わりにくいとこがあったりします。あと『うつ病』なら、不眠気味になったり、自分のことでいっぱいいっぱい過ぎて、周りの人を思いやることが全くできなくてなってしまったりする感じでしょうか(・・?)
そして、大学を卒業してからの数年間は、黒歴史ならぬ【暗黒歴史】でしたっ(大泣)
全く就職できなかった上、父親が
そんな感じで、数種類のメンタル系のお薬を飲んでいたり、診察だけでなくカウンセリングをしていたりして、長年(?)とんでもなく
それで、その頃に運良く(?)一般企業の障がい者枠(清掃員かつ事務補助)で、初めて何とか就職することができました(^_^;)
……ですが、(先輩は唯一良い方でしたが、)その企業では気ままな自由人が多かったからか、人間関係が辛くなってきて、再び異常な精神的不調に襲われ、数年後に退職してしまいました(泣)
とはいえ、コロナ
それから、(メンタル系の薬はあまり効かなかったこともありますが、)現在は薬も飲まず、できるだけ情緒不安定にならずに生活できています。
あっ! 話は少し変わりますが、就活する前や本格的に就活する時に、私は『福祉事業所』(障がい者が利用できる福祉サービス)に大変お世話になりました(^_^)
医療機関の洗濯係になる前は、『就労継続支援B型事業所』(障がい者がお小遣いを
その『就労継続B型事業所』のスタッフの方も、心療内科のカウンセリングの先生も、下記のようなことを私に話してくださいました。「自分の長所に目を向けるよう、意識していくといい」と、アドバイスして頂いたことは、よく覚えていますね!
カウンセリングの先生は、「人は、良いことよりも悪いことの方が記憶に残りやすい」と、おっしゃっていました。このことは、ハンディキャップを持つ障がい者だけでなく、心身の問題の無い一般人の方も当てはまるのではないかなぁ、と思っています。
以前行っていた『就労継続B型事業所』では、発達障がいを持つ方が多い場所でした。
利用者さんの中には、イラストやハンドメイドが得意である方がちらほらいらっしゃいました(≧∇≦) スタッフの方は、イラストなどの芸術的な才能を持つ方をものすご〜く褒めていらっしゃいましたねっ!!
なので、利用者さんのセンスを
「長所に目を向けるよう意識していく」ということは、上記のような良いことの
理不尽なことが多くて、納得できないことも尽きない世の中ですが、障がい者・健常者……、どんな立場でも関係無く、どうか誰でも自分の長所に目を向けて、前向きに生きられますように……。
最後まで感情的で、まとまりの無いような
〈おしまい〉
長所に目を向けて、前向きに生きられますように 立菓 @neko-suki
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