第25話  カズヤ君⑥

 カズヤ君に呼び出され、僕等はまた夜の街へ。荒い息の、興奮状態のカズヤ君に、僕達は恐怖した。


 カズヤ君が足を止める。僕等はドキッとする。


「あれ行こうや、3900円ポッキリでスッキリ」

「「「行かーん!」」」

「ほな、あれは?3000円ポッキリでスッキリ、安いで」

「「「そういう問題ちゃうわ-!」」」

「カズヤ君、1人で行ってこいや、俺達、そこの喫茶店におるから」

「うわ、みんな行かへんの」

「「「行きませーん」」」


 カズヤ君はスグに戻って来た。


「あれ?早いなぁ」

「入場料3000円やけど、サービス料が別途必要らしい」


 カズヤ君の目は血走っていた。







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