おわり
――さあ、いかがでしたでしょうか?
前述しましたが、このドラえもん方式は
1.課題が発生する
2.課題を解決するモノが現れる
3.モノを使ってみる
4.使ってみた結果
これらを埋めるだけで短編小説が、誰でもそれっぽいものが書けます。さらに、同じキャラクターと共通の舞台設定で短編連作連載ということもできるわけです。書き慣れてくれば他の創作論からの吸収もしやすく、ガッツリした長編にも挑戦できるでしょう(僕も挑戦中です!)。
どうして、このようなドラえもん方式を紹介したかと言えば、もっと多くの人が気軽に小説を書ければと願っているからです。それも流行りのジャンルをただ真似るだけではなく、自分の体験談や思想を大いに盛り込んだ、その人にしか書けない小説が読みたいからです。そうすれば、ランキングの内容も偏ることなく多種多様に、小説界隈が切磋琢磨して盛り上がるのではないかと思いました。
一瞬だけ気持ちが良くなって消化されてしまうものより、誰かの心に少しでも何か刻まれるような小説が、僕は好きです。
文章の描写がうまくない、魅力的なキャラクター造形ができない、良い感じの設定が練れない、そんな悩みは量をこなせば勝手に上達します。小説の体裁やルールも後から調べて、訂正すればいいのです。まずはとりあえず書いてみる!
加えて、書くのと同じくらい読むことも推奨します。ウェブ小説も気に入ったものであれば良いですが、僕はやはり出版された紙の小説をオススメします。プロが考えてチェックしたものはやはり一定レベルを保証するお手本になってくれますし、スマホやパソコンと違って通知や広告が介入しないので読書のみに集中できるからです(あと印刷不況がヤバいので応援したい)。
ウェブ小説で掲載しているとついつい星やPVを気にして、もっと読まれる内容へとシフトしがちですが、それって本当に『あなたの好きな面白さ』でしょうか? 悩んだら、もう一度自分の好きな本を再読してみてください。最近見かける創作論、データ分析や辛口評価でちょっと息苦しさを感じていまして……。もっと気楽に楽しめば良くない? ってスタンスのものを書いてみたくなりました。
これは僕自身への励ましでもあります。
――というわけで、小説を書いてみたい人、ぜひ気軽にチャレンジしてみませんか?
小説を書いてるけど、ちょっと悩んでいる方、息抜きに短編書いてみませんか?
書くのも読むのも、ハマれば本当に面白いですから!
経験やアイディアがなくても短編小説は『ドラえもん方式』で簡単に書ける! 深夜太陽男【シンヤラーメン】 @anroku
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