第2話 武術

あれから1年。現在9歳

武術をかじった僕はお父様やお母様からみれば赤子同然のように思われるが、同年代では抜きん出た強さだと言われている。

さすがに公爵が平凡だったら貴族としての箔がつかないしな。


学園入試まで残り1年。

僕は現在、勉学に励んでいた。

入試形式としては3日間構成で

1日目 筆記

2日目 面接

3日目 対人   である。

流石に公爵の血が流れているため地頭は問題ないため。僕には落ちる要素が1つもない。

強いていえば、勉学ぐらいだろう。人の気持ちとか実際はわからんし。


3日目の対人なのだが1対1形式で観客が学園にいる生徒全員、帝君、4大公爵が見に来るらしい。

なのでとても緊張するんだとか。

まぁ僕にはどうでもいいことだけどね。


1つ懸念事項があるとしたら、友達が作れるかどうかだな。

友達は使っておきたい。平民でも貴族でも誰でもいい。

でないとボッチになってしまう!

友達と買い食いとかしたいし、お泊まり会とか開きたいし、あと一緒に遊びたいし!


あと女子にモテるためにクールな感じで行こう

よし、そうしよう。


残り1年暇なので、オリジナル魔法でも作り出そうと思う。

といってもアイディアが浮かばないんだよなぁ

学者ってこーゆー時何したら思いつくんだろう。

散歩でもしてこようかな。

うん、今日は天気もいいし散歩してこよう。

まずはお母様に許可取らないと。










まずい、家が広いせいでお母様がどこにいるかわからない、、、

まぁ、いいか!

どうせすぐ戻ってくるし。道中魔物がいても倒せるだろうし!


「じゃ、行ってきま〜す。」















にしても、王都まで少し遠いな。

20kmはある

暇だし走ろうかなぁ


(ん?半径300m以内になんかいるな。魔物か?肉眼ではわからないな。近づいてみるか、)


そして突然


「ッッッ?!」


この時、アルンは初めて恐怖を感じた。

近くに居たのは魔物ではなく盗賊だった。


「珍しいなぁ、貴族が1人で出歩くなんて、しかもまだ子供。俺は優しいんでなぁ?大人しくしていたらなにもしない。安心しろよぉ?

身代金をたぁ〜ぷりもらうだけさぁ、抵抗なんかするんじゃねぇぞぉ?」


(落ち着け、ただの盗賊だ。けど大人っていうのは怖いな、ここでの正しい選択肢は抵抗せずに捕まることだが、、、それは僕が憧れている存在のすることではない!!

実質、残された選択肢は戦うことだけだ!)


「はは、!おまえが誰だか知らないが貴族に勝てると思ってんのか?こっちは英才教育受けてんだよ!!」


僕は気分を変えるために相手を煽った。


「ほう、怖気付きはしないか。だがな相手を見て物を言うんだな!なんでおれが1人か知ってるか?普通盗賊っていうもんは群れるもんだぁ。

だがおれは1人、その理由はなぁ、1人でもつよいからなんだよ!!!!!!!」


「ッッウゥ!!」


喋り終わりと同時に飛んできた拳。

クルンはガードしようと思ったが思いのほか、そのパンチが強力だったため、完全には防げなかった。


(こいつ、強いな。本当に盗賊か?盗賊の存在自体は聞いたことがあったが、そこまで危険視する必要はないって兄様がいってたんだけどな

こいつ、結構強いぞ。魔法を使うか??

いや、武術だけでやろう。試験だって魔法は使わない予定だしな。よし!やるぞ!)


「おいおい、どうしたぁ!!!そんなもんか!????公爵家がそんなんでいいのか!!?」


「うるさいやつだな、今相手してやるから騒ぐな。」


((こいつ、雰囲気が変わったなぁ。なぜだか寒気もするぞ))


僕は集中するために深呼吸をする。準備を整えてから相手にゆっくりと近づく。


そして1発相手に打った。


「ッッガハ!、、ッッッゴホ!!ッゴホ!」


((なんだ!何が起きたんだ!何も見えなかったぞ!!!見えない攻撃か?!まずい!!このままだとただのガキに負けてしまう!!いや、負けてもしょうがないのか?))


「どうした?まだ戦って1分もたってないのにダウンか?所詮は盗賊っていったところか、」


((どうする、逃げるか?多分このガキには勝てない。さすがあの人が鍛えただけはあるな。まぁレベルは把握できたし逃げるとするか、))


「じゃあな!お貴族様!あの方によろしく伝えといてくれ!」





は??????????

逃げたんだが、あいつ逃げたんだが

っていうか最後の捨て台詞なんだよ。

あの方とは?

しかもまだ試してない技たくさんあるのに、

まぁいいか、帰ろ


「あ、アイディア思いついた、」


結果オーライ!終わりよければ全てよし!

にしてもなんだったんだ?
























_____________________


みなさんこんにちは!作者です!


戦闘シーン書くのむずくないですか!?


というか盗賊みたいなやつはなんだったのでしょう笑


次回も楽しみに待っていてください!


読んで頂きありがとうございます!!
























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