第16話 バカはバカに厳しい

チャットGPTを使って調べただけなんだが、「バカ」とは一般的

に以下の特徴を持つ人間を指すようだ。


1.知識や理解力が不足している。

2.思慮深さや判断力が欠如している。

3.愚かな行動や決定をする傾向がある。

4.自己中心的で他人の意見や感情に無頓着なことがある。

5.社会的なルールやマナーに無頓着であることがある。


決めつけのようだが、一般的に「バカ」と呼ばれているか呼ばざるを得ない者はこのうちどれかに該当していると理解してもよい気がする。

ちなみに私はすべて身に覚えがあって他にも思い当たるふしがあるから、チャットGPT的には100点満点中120点くらいのバカなんだろう。


私はADHDらしく、バカとは違うかもしれないが決して利口ではない。

世間一般で認知されているバカのカテゴリーには間違いなく入っているのでバカであると自覚している。


そんなバカの私が生きてきた経験からバカには一つの傾向があると思う。


それはバカに限って他のバカに厳しいということだ。


しかも自分もバカなくせに他のバカをよくバカにする。


いろんな職場を経験してきたが、度を越えて厳しかったり他人をよく批判する上司や先輩が実はその職場で「できない奴」とみなされているケースが実に多いからだ。


入ったばっかで右も左もわからん時に、「違えよボケ!フツーこんなことやんねえだろ!頭使えよバカ!」とか言ってきた前からいた奴が「テメーがえらそうに注意してんじゃねえよ」とさらにもっと前からいる人間に言われていた、というようなことが何回かある。


なぜこうなるんだろう?


思うに自分がやられていたことを他人にしたくなるからからではないか?

また自分よりバカな奴が現れて、自分が利口になったと錯覚するからだろう。

バカなんだからそう考えていたに違いない。


だが、その新しく現れたバカが本当にバカであるとは限らないし、いつまでもバカであるとも限らない。

知らない間に自分よりできるようになって、逆にこっちをバカにしてくることも大いにありうるのだ。


それが予測できないからバカなのであろう。

そして後になって何倍も恥をかき続けるようになるのだ。

居酒屋でバイトしていた青年期の私のように。

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