グリコ森永事件の場合

クライングフリーマン

グリコ森永事件40年

 早いものだ。私は、その頃、ボックスストアの店の従業員だった。

 部長(当時)が私に愚痴る位だから、大問題だった。

 実家の八百屋でも、である。

 売れないのだ。グリコ・森永のお菓子は店頭から消えた。

 売らなくなったのは、両社だけではない。(大)メーカー製品のお菓子は、父兄が怖がって、買い与えない。

 えらい時代になった。犯人を憎んでいたのは、両社の従業員・家族だけではない。製造・販売に関わる者は、大きな『鬱』を抱えることになった。

 地元メーカーや問屋の和菓子が売れたのは、せめてもの救いだった。

 事件は、結局、迷宮入り、時効を迎えた。

 本部長自殺で、『犯人側』からの幕引きが行われた?私は、納得出来なかった。

 グリコ社長が恐喝に応じなかった。森永も恐喝に応じなかった。でも、ハウスは裏取引して大金を払った。最初に応じていれば、誘拐されなかったとか流言飛語は飛び交った。

 表に出ているのは、犯人の『ひらがな』。私は、それにも違和感があった。

『三億円強奪事件』は、何度もドラマ化、映画化された。

 だが、この事件のメデイア化は、あまり記憶が無い。私が無知なのかも知れない。

 完全犯罪は、可能なようで、そうでもない、と言う人もある。

『三億円強奪事件』も、この事件も『偶然』が味方をしたとも思える。

『性善説』が邪魔をした、とも言えなくもない。

 色んな見方が出来ると思う。警察の関係の小説を書いていながら言うのも面はゆいが、私は警察組織の退廃が根底にあると思っている。

 安倍元総理が狙撃(暗殺)された奈良県警、岸田現総理が暗殺未遂された和歌山県警。弛んでいると言えば、それまでだ。だが、『悪意』があったらどうだろう?

 両事件に共通しているのは、『万全の警備体制』と言いながら、狙撃されやすいポイントにターゲットがいたことだ。

 外国からの来賓、皇室関係の警備は他府県の『応援』で『人数』にだけ構っている。危険この上ない。

 いざとなれば、と動いた『現場指揮官』の姿を残念ながら、私は知らない。

 拙作の「大文字伝子が行く」シリーズで、憤怒を押えて『危険な穴』を指摘してきた。

 話を戻して、グリコ森永事件の場合、隠蔽秘匿された情報、報道管制が多いのではなかろうか?

 拙作で書いた推理は、根拠がない。単なる推理・可能性に過ぎない。

『狐目の男』という表現も違和感があった。目が細い人間は大勢いる。ミスリードの為の『方便』ではないだろうか?拙作の文中の『日本人ではない』というのは、単細胞の人には、『海を渡った向かい側』の民族を指している、と頭に血が上るかも知れないが、『外国人』全般に捕えて貰った方がいい。

 川〇市に多く住む、放浪民族に対する、行政の及び腰を見ても、『日本語を理解ししゃべってくれる』外国人でない外国人には、『言葉の壁』で逃げている。

 今は、『自動翻訳機』や『翻訳アプリ』のある時代なのである。

 色んな意味で『欧米より周回遅れ』の日本は、高度経済成長時代を経ているにも拘わらず、バブルで大きく『後退』した国になってしまった。

『流行っているかも知れない現象』に『日本流味付け』をして、『リノベーション』した流行を享受しているから、コロ〇も、不必要なワクチンを『依存症的接種』を強要する。

『銭ゲバ』の医者達、いや、『カネゴン』の医師達は『終って欲しくない夢』かも知れないが、『収束』は現実なのである。他国では、『ゼ〇コロナ政策』を止めているにも拘わらず、『強要』を続ける。

 コロ〇に関しては、別の文章に書くが、もっと、『退化』したことを認めて善後策を打って欲しい。政府にも、警察にも。

 スパイ対策とテロ対策は、同一線上にあることも自覚して欲しい。

「グリコ森永事件」の模倣犯が現れ、成功することが無かったのは単なる『ラッキー』でしかない。

 ―完―



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グリコ森永事件の場合 クライングフリーマン @dansan01

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