番外編 秘密の座談会
参加者:ルナ・アル・オスカー・コルン・レオ
オスカー (以下:オ):「第一回フィオレン劇団『秘密の座談会』へようこそ!司会は俺、オスカー・レファールがお送り致します」
ルナ(以下:ル):「……ってココ、荷馬車の中だよ? しかも夜中の十一時。私は楽しそうだからいいけどさ」
アル(以下:ア):「……寝る。」
(毛布をかぶろうとするのをレオが止める)
レオ(以下:レ):「せっかくなら起きてよーぜ!」
コルン (以下:コ):「オスカー、たのしそうだねぇ」
オ:「ふふ。今回のお題は『秘密』だそうです。人の秘密を聞くのってワクワクしませんか?」
全員:「「「確かにー!」」」
オ:「ではレオからどうぞ。」
レ:「えっ! オレ!? 秘密と言われてもなぁ……」
コ:「僕が知らない秘密でお願いねぇ。」
レ:「うーん……あっ、そうだ! 実はオレ、よく甘党と思われがちだけど酸っぱい物好きなんだ。」
ル:「ええ!? そうだったの!?」
コ:「知ってたような知らなかったような……」
オ:「それは意外ですね。俺も甘党だと思っていました。ちなみに皆さんは辛いのと甘いの、酸っぱいのと苦いのどれがお好みですか?」
ル:「辛いの。」
ア:「……甘いの。」
コ:「酸っぱいのだよ」
オ:「分かれましたね。俺は甘いのです。では次、コルンでお願いします」
コ:「そうだねぇ。レオより運動が得意……でいいかなぁ?」
ア:「そうなのか?」
(素直に驚くアル)
レ:「悔しいけど、そうだぜ。昔からかけっこすれば絶対に負けた。」
コ:「ほらぁ、アルにも一発やっちゃったでしょぉ?」
(思い出し、青ざめるアル)
ル:「ちょっと怖い……」
オ:「一見大人しそうに見えるので、少し驚きました。次は……俺でもいいですか?」
全員:「「「うん」」」
オ:「俺の秘密は……」
(全員息を呑む)
オ:「占いが得意なことです。」
全員:「……え?」
オ:「だから、秘密は占いが得意なことです」
ル:「そ、そうだったのぉ!?」
アル:「!?」
コ:「ルナたちも知らない秘密なんだねぇ」
レ:「占いってどんなことすんの?」
オ:「そうですね。トランプを使ったり血液型・星座で占うこともあります」
ル:「すごいね! 普段はどんなことを占うの?」
オ:「(小さな声で)恋愛運……とかでしょうか」
コ&レ:「へぇー」
(生暖かい目でオスカーを見る)
オ:「では次、ルナさん、よろしくです」
ル:「私? 私は……男の子に何回か告られたことがある……かな?」
全員:「「「誰(ですか)!?(ルナに詰め寄る)」」」
ル:「ひゃぁっ!? ……ぜ、全部断ってるよ! まだ恋愛とかよくわかんないし!」
(男子一同、ほっとする)
オ:「で、では最後にアル……?」
(目を閉じて座ったまま寝ているアル)
ル:「まぁ、アルはある意味コレが秘密なんじゃない?」
ルナ以外:「「「そうかも……」」」
オ:「アルの秘密は”座りながら寝れる”でした。もう十二時を過ぎましたが、あとちょっと話しませんか?」
レ:「えー?」
ル:「もう寝たいかも……」
コ:「まぁ、いいじゃん。もうちょっとだけ……」
ハルヴィ団長:「……良い子はもう寝ましょうねぇ!」
(荷馬車の入り口からニヤリと笑う)
全員:「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ‼‼」」」
まだ次回出会いましょう☆
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☆ここまで読んでくださってありがとうございます!♡や、やさしい感想等お聞かせ願えるとうれしいです!SANA✿☆
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