第8話
さあ、昼間の星を観測してみよう。
夜とおんなじ様に、昼間の空にも星は広がってるんだよ。
見えづらいだけなんだ。
今は高精度の望遠鏡で観測出来るし、双眼鏡でも見る事が出来るよ。
もしかしたら肉眼でも見えるかもしれない。
でも、気をつけてね。
必ず太陽と反対の空を観測する事。
太陽が眩しすぎて、見えないから。
わたしたちの目は、そういうふうにできてます。
もしも自分の目で昼間の星をみつけたら、想像してみてください。
まわりにも、仲間がいるんだ。
夜のたくさんの星みたいには見えないけど、誰も見ようとしないけど。
たくさんの、見えない星がいつもきみたちの頭の上の空にはあるんだよ。
昼も、夜も。
名人の表の仕事。
昼間の星の観測ガイド。
時給900円、客はほとんど来ない。
昼星 双葉紫明 @futabasimei
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます