ネタバレだらけの登場人物紹介

本作部分どころか本編のネタバレも入っています。


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□チーム:月のいつメン(そんなチーム名称はない)


・ケスレル

「まぼろしのひつじ」本編の主人公。当初は作者も想定してなかった経緯を経て、ちょっと勘がいいだけの普通の一般人から月のカミサマになっちゃった少年A。

 子供の頃から真面目な苦労人枠。但し重度のシスコン。妹が世界で一番大事で、妹の為なら大概の事はやってしまう、やれてしまう、やっちまった。妹のついでで世界を救った子供。あくまで世界はついでなので自覚が色々と薄い。

 月に住むようになってからは、周囲の全員が見事に甘やかすので最近ちょっと性格が子供返り気味。

 まあそれまでがそこそこ身内運のない、ひとに甘えられない人生歩んでたんだし、このくらいでちょうどいいんじゃないの、とはシャキヤさん談。

 人間やってる間に一応東方での成人(18歳)は迎えているが、諸事情で14歳くらいの見た目。

 ちょっと癖のある茶髪にはしばみ色の瞳、見目は悪くないが、割とどこにでもいそうな雰囲気のせいで一般人化している。

 身内には基本癒し系として扱われている気配。趣味は旅行で、野営も楽しむアウトドア派。


・シーリーン

 ケスレルの妹にして諸悪の根源、もとい、全ての因果を収める大元になった天然チート盛りすぎ少女。現在は龍の巫女にして結びのカミサマ。

 兄はシィと呼び、シャキヤさんは最近はしーちゃんと呼んでいる模様。

 見た目は13~14歳くらい。

 但し転生者なので見た目に反して精神年齢は高め。ちょっとスレてるというかOKANカテゴリに入る言動がたまに出るが、兄の前では見た目年齢に応じた行動を取ろうとする猫被りのブラコン。

 動物をもふもふするのが趣味な上に、ゴッドハンド的な謎の技でだいたいの生き物はメロメロのふにゃふにゃにする特技の持ち主。

(今回はそれ以外のチート成分に出番がありませんでしたので他は割愛)

 兄同様癖のある茶髪にはしばみ色の瞳、周囲は程々に美少女だというが本人は普通だと言い張る。意外とアウトドア派。



・セルファムフィーズ

 名前は長いのでセルファと呼ばれることが多い。ケスレルだけはファズと呼ぶ。シャキヤさんにタメ口きけるレベルで創世時代を知ってる古い元神様で、現在は月のカミサマことケスレル君の補佐役、というか保護者。なんだけど最近ちょっとどっちが保護者か判らん感じがする。

 金髪碧眼長身やや細身の美青年だが、本編で悪役暗躍モードを辞めた途端に、なんともいえないポンコツに化けた。

 ケスレルに対して途轍もなく過保護で接触過多。度が過ぎて最近では変態呼ばわりされることも。そして否定できない本人。但し保護者としてのスタンスは最低限守ってはいるし、少年の言うことには気が付くと絶対服従している。

 なお、やや偏食かつ重度のメシマズ。本シリーズで台所に入れてはいけない人筆頭。趣味は読書のインドア派。


・龍の姫

 本名不詳(名乗る気がない)。だいたいの人は姫ちゃんと呼ぶ。おかーさんが瑞姫さんだから本人の極東名も姫ってつくのかもしれない。※極東名は本名とは別ですはい。

 昔世界の危機の時に本体の半身吹き飛ばしたせいで不完全なままの神龍様。他人を決してフルネームで呼ばない。略しきった略称を勝手につけて呼ぶことはある。ハル君とか。

 分体っぽいものを作ってふらふら飛んだり出たり消えたりしているが、正規のそれではないので、ものが食べられなかったリ、いろいろ不自由している。というか本編前半ではものを持つことも実はできてなかった。念動でごまかしてた様子。

 極東生まれで、龍化するまではそこらへんに住んでいた。その頃の経緯の加減で人間はあまり好かないと公言してはばからない。その割に面倒見は良い。

 趣味は最早寝ること、インドア派。


・シャキヤール

 おちゃらけたヴィランだと思ってたら創世神さまでした。なんでや。極東では砂姫屋(多分これは姓のはずだが)と名乗っていたので、姫ちゃんやシーリーンにはそう呼ばれている。他の人はだいたいシャキヤ(さん)と呼ぶ。

 元が幻影神なせいか、色々ユルい。苛烈な面もないではないのだが、最近癒し系?に囲まれているせいかすっかり性格レベルで緩んでいる。

 紫がかった濃灰色の髪にだるそうに研究者風の白衣を纏った美女だが、基本的に常時隠蔽張り巡らせてるので、地上の一般人には見惚れられても見咎められても、すぐ本体情報は忘却される。

 分体ごとに微妙に性格が違うのは、そもそもの生まれが蜃気楼の精霊の集合体だから。一番かっとんでるのは自分をちゃん付けする奴だが、最近出番がない。趣味も分体ごとに様々だが基本的にはインドア派。


・マーナガルム

 セルファムフィーズの元ペットで今半身、これまた月神の補佐役の黒い神狼。ふっかふかの極上毛皮でサイズは子犬から月サイズまで?変幻自在。セルファだけは彼をナガルと呼ぶ。シーリーンはマー君、姫ちゃんとシャキヤさんはわんこと呼ぶが、そう言われると基本怒る(格好だけするけどもう諦めの境地)。

 今回は月でお留守番なので名前以外出番なし。


・ラクレちゃん(ラクレーシュリ)

 祖霊様という霊魂の集合体にいた人。祖霊様集団が円満解散したので、前世のあこがれの人(シーリーンの前前世らしい)の傍にいたいと月に居付いている。本編創月章で借りてた紫紺の小鳥の義体が最近のお気に入り。

 今回はこれまた月でお留守番なので、名前以外出番なし。


■地上の人たち


・ハルムレク

 ケスレルの年上の親友。真朱という異界の血を引く一族の先祖返りである、朱色がかった真っ赤な髪のでかい青年。眼は琥珀色。

(なお真朱以外にも、異界の血を引くという血筋が東方にはいくつかあるが、この話には関係ない)。

 自国の国境管理官をやってたら、シャキヤさんがそこにでかい塩湖なぞ作ったもんで、塩不足の国の為に奔走する羽目になりましたが元気です。まあ塩が足りない話を妹ちゃんにしたのは自分だからね。因果は巡るんだよ。鍛錬が趣味、アウトドア派。


・ハルムヘレシュ

 本編では相談役と呼ばれていた、無名の集落(現・幻羊の村)出身の、ひょろりとした長身の赤毛のお兄さん。

 ハル君とは遠い遠い親戚だが、この人も先祖返りなので、本来の系図よりずっと血が近い状態であるらしい。顔つきも見るからに親戚ですね程度に似ている。筋肉量と性格は真反対だけど。

 この人の髪の色は紅色に近い濃い赤。他の家族も赤毛ではあるがここまで強い色はしていない。

 この話の暫く前に村を出て、図書館目当てに都会に引っ越して、何故かハル君の呑み友と、必要に迫られての仕事として、村の代表の代理人、要するに代議員なんぞやってる。趣味は読書、インドア派通り越してうっかり引き籠りがち。

 今回は最後にちょろっと顔を出しただけ。



□極東にいたひと?たち


・シェルハスメケット

 自称猫神、実際は別だけど。黒髪褐色肌ボンキュッボン系の美女、猫耳猫尻尾は黒。

 駄神勢が引き籠るのを他所に真面目に働いてたので地味子扱いされていた。ぶっちゃけ風評被害だが、当時見た目地味だったのは事実。

 世界から極東エリアを切り離して猫を守り切ったという点では善神と言えなくもないが、それ以外ではやや駄女神の気配。

 極東を自分の領域として実質ガメたので、世界本体から神様カウントされていなかった。

 但しこの姿のシェルハスは封印した姉の影響が強い分体のほうで、神社改装した屋敷から出ることもできなかったり。そして封印した姉共々消滅。


・メルファスシェイラ

 シェルハスメケットの姉、金星を司る美の女神。金髪白肌ボンキュッ(略)だったらしいのですが、それも過去の話。

 女性なのに金の鬣の獅子が本体らしい。まあ翼もあったから正しくは獅子ではないんだろうけど。

 流されやすいくせに強引な性格で、妹には嫌われていたし割とおつむも残念系。

 今話で神格すら否定されて消滅の憂き目にあった。リソースとして活用されてください、南無。


・カミカ

 猫神様の付き人を二百年やってたら人間辞めてた系猫獣人少女。というのは仮の姿。

 実はこちらがシェルハスの本体。幻影神の眷属で真面目に職務やってた勢はだいたい隠蔽も粉飾もお手のものである……

 今の姿は国境管理官のそれをベースに借りているのだが、元々の実像はこっちのほうがまだ近いとのこと。基本的にはインドア派らしい。


・猫ず

 シェルハスメケットが愛を注ぎすぎて神格まではいかないけれど、それなりの何かになりつつある眷属たち。

 大災害までにほぼ全てを猫神が回収していたので、本編世界の、所謂本土側に猫は存在していない。

 なお虎と獅子とジャガーはノーカンだそうです。……獅子は小西方にいるそうだけど、ジャガー?どこよ?南?


・猫獣人の皆さん

 極東に居残ったり、新たに猫目当て(中には特産の食品目当て)に住み着いた人たちが徐々に変化して今の姿に。

 此処に住むと最終的にこうなりますよと説明の上に誓約書までバッチリ作って対応してるので、シャキヤさんにも最早手出しができない新種族。

 食べ物の志向がやや肉魚寄りではあるものの、基本的に寿命や食を含む生活は普通の人間とさほど変わらない。

 お気楽極楽な性格の人が多いのか、本土より数年くらい長生きかもね、程度の差しかないようだ。


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今回初登場の情報もちょっと入ってますね、ええ。

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たのしい極東ツアー ~まぼろしのひつじ 外伝? うしさん@似非南国 @turburance

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