短歌集「青春についての哀歌」

瀬若葉

「砂浜に…」より始まる短歌五首

砂浜に 投げつけた缶 失った

青春ばかり 思い出すから


暗闇の 部屋に光が 差してきて

カーテン閉める 目線には友


ふと思う 私の椅子に 今誰が

座っているか 又は消えたか


外に出る 満月をただ 眺めてる

私もあれに なりたかったな


名簿には 確かに私の 名はあるが

呼ばれはしない 忘れられてる

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短歌集「青春についての哀歌」 瀬若葉 @sewakaba

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