赤と青、貴族と平民、じゃあ、僕は一体……

 ファンタジーと現代ドラマの世界観が入り混じった新感覚の作品でした。お題の「色」で赤と青の対比を抽象的に描いています。

 作品の節々にある、ヨーロッパ風の語彙と、それを伏線に思わせる設定の作り込みが物語をより一層面白くしています。

 この一作のキーワードである「血」に注目して読み返してみると、主人公を理解できると思います。ぜひご一読ください!