春のおかず【シシ肉】 ボタン鍋

 ようこそいらっしゃいました。

ここは小烏の台所です。


 本日は野性味溢れるジビエでございます。

夫が職場から「シシ肉」をもらって帰りました。(何年かに一度こーいう事があります)


 いったいどこから? と思いますが夫もお裾分けしてもらったとのことで、どこ産のイノシシなのか不明です。


 肉を見るとロースかな?という感じで、臭いもなく美味しそうです。

(以前もらったのは肩周りのスジの多いところで、しわかった)

若いイノシシらしいとのこと。

解体もよくわかっている人がした様子です。


 本当は焼き肉にしたかったのですが、三人分には小さめなので(そろそろ季節外れですが)鍋にしましょう。


 最後の大根、ニンジンを畑から抜いて来て洗い、必要な長さに切ります。

皮を剥いて大根は銀杏切り、ニンジンは斜め切りにします。

キノコは小房に分けて、コンニャクはさっと洗います。


 シシ肉をそぎ切りにして小鍋に入れます。

たっぷり水と酒を注いで、沸騰させます。

大量にアクが出るので、すくいとりましょう。

火を弱めてコトコト煮ていきます。

この時冷凍してある白ネギの青いところを入れると匂いそう消しになります。

(先に煮ておくのは、肉を柔らかくするためです)


 鍋に(これは鍋料理用の大きいもの)野菜を入れておきます。

ゴボウは小さめのささがきにしておきます。

八丁味噌(赤味噌でも可)を用意しておきます。


 ニンニク、ショウガをすりおろし一人前親指の爪くらいを混ぜておきます。

ここに一味唐辛子をお好みで混ぜます。

ピリッと辛味を感じるくらいがオススメです。


 シシ肉が一通り柔らかいなったらネギを取り出し、煮汁ごと鍋(野菜を入れている)に移します。

蓋をして野菜が柔らかくなるまでコトコト煮込みましょう。


 野菜が柔らかくなったら八丁味噌を溶き入れて味噌汁くらいの味にします。

ここにささがきにしたゴボウと、ニンニクとショウガと一味を混ぜたものを乗せて、蓋をしてもうひと煮立ちさせましょう。


 ゴボウが柔らかくなったら銘々碗にたっぷり取ってくださいね。

お味はいかがでしょうか。



〈今日のお義母さん〉

★☆☆


お腹の調子がよくないと言われて、野菜だけ食べられました。


追記

シシ肉の脂はくどくなくて、歯触りもシャコシャコして美味しかったです。

そして、煮汁が絶品でした!

(夫には大好評でした)


このレシピは10年ほど前に、「青柳」主人の小山裕久氏が雑誌かなにかに書いておられたものです。

焼き肉用の厚切りの豚肉で作っておられました。



近況ノートに写真があります

https://kakuyomu.jp/users/9875hh564/news/16818093075309061610



追記➁

残りの大根は義母の好きなレモン漬けにしました。

  ↓

「3月の小烏さんちの台所」より

(緋雪さんちの)大根のレモン漬け

https://kakuyomu.jp/works/16818023214287841981/episodes/16818093072907576412

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