第4話 風呂とかいもの
母と父の容体がすこしだけおちついたところで、やっと風呂のことを考えられた。
それまで両親の具合が悪くなってから二週間目くらいに一度入っただけで、入っている体力も暇もなかった。
前に入ったのは十日前くらいで、そのときは母と一緒にはいり、体をあらってあげた。
肩の骨をおっていたので身体が自分で洗えないのだ。
ちなみに、介護等のケアマネージャーから契約の電話がかかって来た日に、父がコロナになったので、ケアマネがうちにこられずに、なんの福祉サービスも受けられない
状態だった。
父がだんだん持ち直してきたので、さっそくケアマネに電話し、契約の日を決め、母のデイケアを紹介してもらうための日もきめた。
デイと自宅風呂サービスくらいは、使いたいと思っている。
あと、かいもの。
また食料がそこをつきた。
でも、今回はスーパーまで自転車でいってくることができた。
自慢だが、私の自転車は買い物袋三つくらいまでなら前につめる。
そういうカバーがついているのだ。
格好よりも実用性を取った。
あとは、後ろに籠をつけてもらおうと、この時に思った。
買い物も、三人分を三四日分買うと、お菓子もジュースも変えない(自転車の前につめない)。
余計なものが買えなくて、必要最低限のおかずだけ買って帰った。
ちなみに、私にもヘルパーさんがついていて、居宅介護、という買い物代行をしてくれる制度がある。
このとき、代行してくれないかと思い、電話をかけたが、買い物代行専用の契約をしないと無理だった。
今後を考えて、買い物代行の契約はしておこうと思った。
まだまだ気は抜けない状態で、まだまだ病院に行く予定がたんまりあるのだけど、取り敢えずここでこのエッセイは終了します。
歳をとった両親をもったら、介護保険をすぐに使える状態にしておくのが重要です。
母の介護保険は、すぐにつかえるように手続きはしてあった。私の方の病院の先生が、そうしておいた方がいいと言ってくれたおかげて、月末から母はデイに通える。
(父がコロナじゃなかったら、二週間くらいでいけた)
そうすれば、お風呂の心配もあまりしなくてすむ。
後は、落ち着いたら、父の介護保険もすぐにつかえるようにしておきたい。
これは大事です。
私は、この期間、なんども携帯電話をにぎりしめて、だれか助けて、と心底思った。
でも、どこにも電話できなかった。
父がコロナというだけでなく、福祉サービスも契約しないとつかえないし、弟も薄情だし。父や母が弟一家になにをしたこともないのに、勝手に何か嫌がられれていて
(おそらく父と母と私の面倒をみたくないのだろう)ほぼ、なにもしてくれず、文句と愚痴と嫌味ばかり達者だった。
今後のことを考えて、私の福祉サービス、父の介護保険をすぐにつかえるようにしておくこと(申請から三か月はかかるから)、母の風呂のサービス(デイ以外に)を考えておきたい。
みなさんも、歳をとった両親がいたら、せめて介護保険をすぐに使えるように手続きしておくのが良いと思います。
そうすれば、いきなりの怪我などをしても、すぐにケアマネと契約して介護サービスが使えますから。
おわり
走りぬけた一か月 三日月まこと @urutoramarin
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます