応援コメント

十五 融雪は遠く」への応援コメント


  • 編集済

    企画に参加いただきありがとうございます。この手の作品は読んだことがないため、稚拙なレビューになるかと思いますが、お許し下さい。

    まず、文体、構成ともに素晴らしく整っております。
    特に風景の描写力は素晴らしく、その光景が浮かぶだけでなく、音や匂いまで感じられるようでした。
    ネット小説サイトの作品とは思えない文章能力は商業誌の様です。


    企画にご参加頂けたということで、この手のジャンルの初心者からの視点にはなりますが、気になる点も挙げさせていただきます。

    これは固い文章を用いる作品全体における大きな課題かもしれませんが、やはり当作品も「重い」です。それに加えて、描写が丁寧であるが故に展開が遅く感じてしまい、その「重さ」をより強く感じてしまいます。

    その一方で「いたす」シーンでは「♡」使われていたり、描写がストレートすぎる為、今までの文章との乖離を感じてしまいます。
    ガッツリとした官能小説を読んでいたと思ったら、急にエロゲーのHシーンに変わったと言うような感覚です。

    また、十兵衛に盲目という設定がありますが、三人称視点の作品ということもあり、読めば読むほど、この部分が薄らいでしまいます。
    作者様の文章力があれば「見えていないからこその良さ」をもっと前面に押し出せると思います。

    偉そうなことを言っていますが、あくまで素人意見ですので、素人からはこんな風に見えているよ、程度に笑い飛ばしてください……。
    お互い作品能力を高めて行きましょう。

    作者からの返信

    ろんどん様

    コメントとレビューありがとうございます。十四話までだいぶ長い道のりでしたでしょうに、読んで頂きましてありがとうございます。身に余るお褒めを言葉を頂いてニチャニチャしております。


    作風の重さは読み手を選びますね。書いている私自身も重さに疲れる事すらあります。
    いたすシーンが抜き……エロゲーの様なのは完全に>>趣味<<です。(元々別サイトへの投稿作品だったのです)
    と、そんな事情はさておき、カクヨム版は一度本腰を入れて全体のトーンを統一した方がいいなぁと、ご指摘に気持ちを改めました。

    >見えてないからこその良さ
    ありがたいお言葉に、背筋が伸びます。
    盲目の主人公の感じる世界は、小説という媒体だからこそ出来る分野ですものね。三人称視点でも、その辺りの描写が一人称視点に劣る事は無いと考えております。そのためにも、一度見直す必要がありますね。


    読んだときの違和感をこのように言語化して頂き、本当にありがとうございます。今回のレビュー企画でご縁がありましたことを嬉しく思います。

    (余談ですが、わたくし抜きゲー、エロゲー、エロマンガ、平成後期辺りの電撃文庫、青年マンガ、型月作品、西尾維新作品が好きです。なので戦闘シーンがキレッキレの世直しボーイミーツガールも好物です、とここでラブコール……)