第16話

レンガ造りの暖炉の火が、室内をほんわかとさせている

ワイングラスを傾けながら、ビリーと滞在中の日程を話をしていた


ここの玄関に届け物の紋章を見つけたよ

オーナーの話では、ここの領主の娘さんが

修道院に入っていたそうだ

修道院の先にある古城跡…オーナーの話では

霊廟だそうだ


ビリー…もしかして…ミステリースポットって…


ビリーはニッコリとして

このホテルの大広間がミステリースポットだ


………

僕は絶句した…



まっ…まっ…て…いたわ…


僕の真後ろから、微かに女性の声がした


!!!!!!!

振り向いたがいない…

ひんやりとした空気が、僕の背中を包んでいた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

スーツケース 橘しずる @yasuyoida

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

参加中のコンテスト・自主企画