第15話
中世を思わせる…
村を守るように城壁がそびえ立ち
まるでドールハウスを思わせる家々…
その先に宿泊する古城が見えた…
とはいってもホテルである
お客さん、左斜を見てみなせい
夕日に染まっているのが、廃修道院でさぁ
その先に昔の城の残骸がありますよ…
幾度も戦をして…掘を赤く染めたって言います
右斜の森ではサバト…がされていたらしいんですよ
だからかね、魔女狩りの犠牲者が大木の枝に
ぶら下がっていたと…言い伝えがあるですよ
ほんに…呪われた土地でさぁ
僕達はホテルの入り口にある大木に
ぶら下がった女性を見た感じがした…
ジョウ、大丈夫か?
えっ?
手のひらから…
手のひら?…えっ?何だ?
僕の左手のひらから、小さな赤いロザリオが
浮かび上がる…
……く……て……わた……ふぅ~
僕の右側から、女性のささやき声が…
刹那、僕は背筋に冷水を浴びたような気持ちになった
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