時を重ねた木と漆喰の美しい町並みを見守る風雅な鐘つき堂。
その影のごとく「アイツ」は悪意ある顔で歩き、町を、人を、傷つける不幸を見つけては嘲笑っている。
美しい町であろうと、そこに人が住むかぎり、影がないということはあり得ない。
けれど、歩もう。……「アイツ」の嘲笑が降りかからぬことを願って。

久々に、この作者先生の作品を、読みに来ました。

既に、ホラー小説の「神」の領域に、足を突っ込んでいるかのような、この作者先生。

どれを読んでも面白いのですが、今回は、この作品をレビュー致します。

凄いです。

ただただ凄いです。

先ずは、読んでみて下さい。