ようやく

辿り着いた。

私の愛。


投げやりになった私を。

貴方が救ってくれた。


抱きしめたまま。

放してと、叫ぶ私の唇を。


塞いでくれたのです。


遅いよ!

心の中で叫ぶ私。


でも。

ギュッとしてくれた。


だから。

私も。


貴方の背中を。

ギュッと。


したのでした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

どうして? 進藤 進 @0035toto

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る