第3話
驫木から連絡が入る。「仕事が入ったんだ。すぐにでも行きたいけど、なかなかね」彼は根っからのぼくの信者だ。信者なのに、ため口を使う。最初はきらきらした目でぼくを見ていたが、ぼくの話した言葉に心酔するだけで、ぼく自身のことはあまり好きではないみたいだ。どういうことか。
そして驫木は仕事にいくと、一通の写真を送ってきた。それは少女の後ろに、小さな女の子が写っている写真だった。
「その後ろの子、生きてない」
ぼくはそれをじろじろ見た。うん、これは呪われてる。
すかさず、写真をダウンロードして、ある魔術を唱えた。するとその子が紙の中に閉じ込められ、その紙をぼくは机にしまった。
これも仕事なのだ。ぼくはなんでもやるから。なんでもかんでも頼まれても、ぼくはほとんどこなす。それぐらい仕事ができる。
じゃっかんストレスがかかった。今夜はこの辺にしておこう。
アドルフ 原氷 @ryouyin
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