催眠アプリ。
『このアプリを、優秀かつ精力旺盛な男子中学2年生のキミに送信する。このアプリを使用して、キミの優秀な精子で次世代のエリートの種を撒いて、少子化問題を解決することに貢献してくれたまえ』
届いたのは、甘美な文面と、強制的なインストール。
彼には好きな人がいた。けれど、モデルをやっている彼女とは違い、自分には誇れるものがない。自分の望みを叶えるためには、このアプリを使って、振り向かせるしかない。
そのためにまずは、幼なじみの女の子を支配して、催眠アプリに必要な情報を抜き取ろうと考えたが、それでも…
物語は、容赦ない方向へ。
最後の一文に、息を飲みました。