第5話 花さ漬け

カンナ「この『桜漬け』って、とってもキレイね」


copilot「はい。『桜漬け』は『花さ漬け』とも言います。これは、桜の花の『がく』を取り除いた部分を塩と梅酢で漬け込んだ、日本独特の漬物です。主に八重桜が使用され、その色鮮やかな花びらが特徴です。『桜漬け』は、春の訪れを象徴する食べ物として、お祝い事やお茶席で重宝されます」


スコヤ「さあ、みんなで、もっとたくさん桜餅を作りましょう~♪」


カンナ「わ~い♪」


のこ様「ぎょうさん作っちゃるけぇのう」


カンナ「あれ、スコヤちゃん。『桜漬け』がもうないわよ」


スコヤ「そ、そんな……」


のこ様「そ、そんな……」


スコヤ「カンナちゃん。予備の『桜漬け』も使っちゃたの?」


カンナ「ぜぇんぶ、使っちゃったぁ~」


のこ様「スコヤちゃん。こりゃあ、どがいなことなんかいのう? もう『桜漬け』は、ないで」


スコヤ「のこお姉さま。つまり、こういうことなんです・・

   『桜漬け』は、ないで・・・

   『桜漬け』は『花さ漬け』とも言うから・・

   『花さ漬け』は、ないで・・・

   『花さ』は、ないで・・

   『花さ』ないで・・

   はなさないで。。。」


のこ様「ぎゃび~ん!」


カンナ「ぎゃび~ん!」


copilot「ぎゃび~ん!」


                 了


 著者註:近況ノートに挿絵があります。。。


 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16818093073837520688

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

スコヤのお菓子教室〔桜餅の巻〕 永嶋良一 @azuki-takuan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ