鼻の差も無い激戦!

作家:岩永桂

シンデレラダービー 模擬戦

接戦激戦 シンデレラダービー


「追込」新冠:タマモノマエ  北海道生まれの関西弁。

「差し」笠松:オグリシーズン 岐阜県笠松町生まれの爆食娘。

「先行」新冠:トウカイマーキュリー 絶対走者の女王陛下。

「先行」門別:ニッポリルドルフ   女王陛下の母君。七冠。

「逃げ」千歳:レッドアダマス 宝石のような固い意志、固い信念!

「差し」静内:テキーラ    アダマスの永遠のライバル!

「差し」三石:アキホノカ     地方の絶対敗者。人気者。

「差し」米国:キリコグラシアス  塵も積もれば大和撫子。

「差し」安平:ノウコウインショー 衝撃の末脚で、記憶更新!


KAIDO★SEVEN 道内の選抜七選手


2024年04月07日

桜花記念レース 模擬戦(桜花賞の前座試合)

実況 :浪花談志 ナニワダンシ

ゲスト:荒川馬刺 アラカワバサシ


スタートから飛ばし気味の差しのテキーラ

追われながら辟易する逃げのアダマス

(逃げ:レッドアダマスVSテキーラ:差し)


虎視眈眈ならず、馬視眈眈と展開を見詰める追込

タマモノマエの冷静なレース運び

最終の首位争いで好勝負なるか?

(先行:トウカイマーキュリーVSタマモノマエ:追込)


ペースとは何かを理解していない差しのアキホノカ

断トツのラス目を意気揚揚と闊歩する

さあ、最下位争いを始めようか?

(差し:アキホノカ)


全速力で爆速する者、体力を温存する者

首位争いをする気がない者……

九者が集えば、さまざまな走りを展開して当然だが

実況の浪花談志と荒川馬刺は意見が一致して

タマモノマエとトウカイマーキュリーの二者を選んだ。


荒川「かあ、うち殺すぞ!

(熊本弁でこの野郎! いい加減にしろ!)

他の走者はなんばしよっとかいね!」

浪花「まあまあ、いいなさんなって。

レース上稀に見ぬ接戦を期待してもええで」

荒川「それでえ、どげんやとかいな?」

浪花「1mmの余裕も鼻の差も無い、鼻差無いでな展開や」

荒川「かあ! せからしかあ!」

浪花「ほおら、勝負、あった!」

接戦激戦を制したのは……?

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鼻の差も無い激戦! 作家:岩永桂 @iek2145

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