第4話 バトルフィールド
新都市名古屋上空5万フィート。その高さを俺は進んでいた、新しく開発した機械生物に乗って。機械生物DS型、とある人気ロボアニメに出てきた巨大生物を元にして製作した機械生物だ。
製作費が日本円で5000万円掛かっていてもこういう物は月一のペースで壊されている、大型でない機械生物だと一体で50万円くらいだが1週間に一体くらいのペースで壊されて行っている。だが、今回のこれは特別仕様だ。こいつは、空飛ぶバトルフィールドになっている。ちょうど上空から魔法少女が落ちてきている頃だろう、だから。
『ハザード2nd』
そう呟くと被っている認識阻害の仮面からドス黒い煙が俺の全身を覆い赤色のフード付きのロングコートと黒色の強化装甲が装着された。それはまさにニチアサの様。
ちなみにハザードとは変身の段階のことでハザード0だと普通の人間モード、ハザード1stだと仮面をつけた研究開発モード、そしてハザード2ndは通常の戦闘状態といったように段階的に分かれているんだ。
クリエイトボトルやベルトはまぁ、マジックアイテムみたいなもので一時的な強化ができるんだけど正直出番はあまりないんだよね。
そして、次は武器の出番だ。
『ウェポン4th』
先ほどと同じようにドス黒い系無理が発生し俺の右手に集まり1.5メートルほどの杖が出てきた。ウェポン4th通称『灰燼の杖』だ。俺はその杖を掲げすると、杖が手に持っているものを合わせて6本に増え持っているもの以外の5本が俺の周りをものすごい速度で回転し俺が持っている杖が光り始めた。
『クイック』
光った状態のままそう唱えると目の前に青と白と桃色の三人の魔法少女が現れた。どうやら成功のようだ、この魔法は灰燼の杖に内包される48の魔術の一つでこれまで実験以外では使ったことがなかったので成功してよかった。
そして、急に居場所が変わったからなのか魔法少女はとても困惑しているようだった。
「やぁ、魔法少女の諸君。困惑しているところ悪いが早速、行かせてもらうよ。」
そう言い俺は杖をしまい心の中で『ウェポン1st』と唱えて刀身が黒に赤のバスタードソードを持って魔法少女の方に駆けて行った。
その時の月はとても輝いていた。
俺(僕)は幼馴染に大きな隠し事がある。 haryu @haryuinariyama
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