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 あなたの言葉は最後まで優しくて、厳しいのに、すごく暖かったことを覚えている。

 この世は時間を戻せない。出来ることならば、またあなたの声を聴きたいけれど、思い出すことしかできない。空虚を感じつつ、せめてひたすらに君の幸せを願うと、虚しくも素粒子的な繋がりを感じてしまい、胸が少しだけ熱くなる。

 きっと君が優しいから、そうしてくれているのだろと思いを馳せつつ、僕は筆を置いた。

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君との大切なじかん 満梛 陽焚 @churyuho

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