14

 あなたの言葉は最後まで優しくて、厳しいのに、すごく暖かったことを覚えている。

 この世は時間を戻せない。出来ることならば、またあなたの声を聴きたいけれど、思い出すことしかできない。空虚を感じつつ、せめてひたすらに君の幸せを願うと、虚しくも素粒子的な繋がりを感じてしまい、胸が少しだけ熱くなる。

 きっと君が優しいから、そうしてくれているのだろと思いを馳せつつ、僕は筆を置いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

君との大切なじかん 満梛 平太老 @churyuho

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ