最終話&あとがき

それから、俺はボイスレコーダーを茅沼かやぬま家に持って行った。

その後、親と一緒に松本まつもと家に謝りに行ったらしい。


ちなみに、あの日映画館で松本まつもと かえでが一緒にいた男は兄らしい。兄がいるなら先に言って欲しいものだ。


それからは隣の席も空席になることは無く、再び楽しい学校生活が戻って来た。

彼女を尾行することからも逃れ、今は一緒に帰ることが多くなっていた。


「聞いたよ~。茅沼かやぬまさんが謝りに来たの君のおかげなんだってね。」

「そんなことないよ。」

「ありがとね。そのお礼言っては何だけど、、、」



彼女は俺の前に出て、振り返ってこう言う。


「今度、デートしよっか。由良ゆら君。」


俺は驚いて彼女を見ると、彼女は少し照れたように笑った。

その、笑った彼女の顔はあの時の本を読んでいるときの笑顔だった。

俺は急いでカバンからスマホを取り出し、彼女を写真に撮った。


これから先、俺の写真フォルダには彼女との思い出の写真がたくさん入れられていくことになる。


この写真はその最初の1枚だ。



fin




――――――――


皆さん、最後まで読んでいただきありがとうございます。


息抜きとして書き始めたこの作品でしたが、無事完結まで書くことが出来ました。

もしよろしければ、★★★やコメントを残してくれると嬉しいです!!


さらに、近々新作を投稿しようと考えています。


が、新作はラブコメではなく新しいジャンルなので私自身とても不安です。

あまり読まれなければ打ち切る可能性もありますが、よろしければぜひ一読していただけると入れしいです。


今後とも応援よろしくお願いします!!


みっちゃんでした(*^^*)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【短編】不良少年もどきの写真フォルダ みっちゃん @nanashi689

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ