ハート100記念SS

 これはありうる未来の一つ……

ハート100個ありがとうございます!!!






「見てください見てください」


 ある日起きてくるとソファにちょこんと腰かけて楽しそうにしている茜がいた。


「ん?どうした?」


 茜はスマホをブンブン振っている。大樹が近づくと茜はその画面を見せてきた。


「趣味でやってる小説投稿サイトでハートの数が100を超えたんですよ!」


 見るとなるほど赤のハートの隣に100と数字が書かれている。


「お、おお」

「どうかしましたか?反応が少し……」


 大樹はそのハートの左上に書かれた文面に目を通していた。


「なあ、この小説のタイトルって」


 すると彼女ははにかみ、


「はい。私たちの高校時代の思い出をベースに書いてます。ラブコメにしたかったので主人公は大樹君ですよ」

「じゃあ、アニマーテのときの彼女宣言も……」

「入ってますよ」

「じゃああの告白回も……」

「それはまだネタバレになるのでいえませんね。でも、一つ確実なのは」


 そうして茜はふんわりと笑みを浮かべて、


「これは私達の軌跡を綴った物語です」


 その顔が愛おしくて、大樹は数年前とさほど変わらぬ背丈の彼女を強く抱きしめたのだった。




 100個もハートがついて衝動的に書き上げたSSです。フォローとか星がキリのいい数字になったらこんな感じのSSを書いていきますので見たい方はぜひいろいろお願いします。

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