アルテンさんが使う武器について

ニック魔道具シリーズの、第六作品目の魔銃として、国には登録されているが、まだ表に出ていない武器。


現在はアルテンさんしか使っていない。


見た目は長い筒状で、上部に望遠鏡が取り付けられている、調節は出来ない。


引き金は下部に付いており、本体を握り込む形で指を掛ける。


引き金を引くと撃鉄がギリギリ入る程の小さな穴に下り、筒の中に入っている特殊な火薬に衝撃を与え、それが爆発した衝撃で弾を撃ち出す。


この時撃鉄で蓋の役割を果たしているので、絶対に撃鉄を上げないようにしなければならない。


特殊な火薬は、火山地帯に生息する、バーストインセクトという魔力蟲が、魔晶と呼ばれる水晶を食べて、腹の中で濃縮した結晶を使っている。


魔粉という火薬を作るには、バーストインセクトが作る結晶を、魔力が含まれていない物で叩き、粉にする方法しかない。


もし魔力が含まれている物で叩いてしまうと、爆発してしまうからである。


万物には魔力が宿る、誰もが当たり前に知っている知識だが、触媒にした魔力樹は枝などから魔力が抜けきっていて、魔力が宿っていない状態になるので、その枝などを使って粉にするのが一般的である。


撃鉄は魔石で出来ていて、これで先の特性を出し、火薬を爆発させているのだ。


撃った衝撃を吸収する為に、銃口の反対に肩を付ける土台がある。


弾は魔種という、魔力樹に実る実であり、育てる土壌によって属性が変わるという性質を持っている。


例えば雷の魔石を粉末にして、それを肥料と混ぜて作った土壌に植えると、見事に雷の力を実に宿した魔種ができるという感じである。


威力は育った環境や属性によりけりだが、どの属性でも最低中型のBランクの魔物程度は倒せる威力を誇る。


アルテンによると10回に一回弾が詰まってしまう様で、筒を広げるなど、魔種の大きさを均等にするなど、改善の余地アリ

かなり面白い魔道具だメイン武器に欲しい

弾は簡単に栽培できるが、火薬の方がめんどくさいので代用品を考案したい

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