クラスの中心にいるギャル・櫻井さん。
雲の上の存在だと思われた彼女から、まさかの昼ご飯同席の提案。
ぱっとしない自分にもフランクな態度で接してくれる彼女に次第に心を開いていく……
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争いは同じレベルの者同士でしか発生しない、という名言があるのですが、
この作品を読むと身に染みて分かります。
レベルが違うから争いにならない。場に立つ以前の問題。それは勝者側にとっても敗者側にとっても同じこと。
聖人ギャルに悪気はなかった。気まぐれな施しのつもりだった。取り巻きも似たようなもので、だから何の躊躇もなく心を踏み抜いたのでしょう。
良しとも悪しとも判断できないですが、スクールカーストの実態を鮮明に描いている作品でした。