【短編】白金少女とささくれた指先

何処にでもある街並み。しかしここにしかない街並み。そんな日に焼けたアスファルトの道を少女が一人で歩いていた。
陽の光すら貫通し、白亜の瞳は全てを見透かす。人呼んで白金少女と呼ばれる魔法使いが居た。
そんな彼女が立ち寄ったのはバスケットゴールのある広い公園。そこで出会ったのは指を怪我したバスケ少年で……

KAC第四回お題は「ささくれ」
何を書けばいいか悩んだけれど、少しほろ苦いオチの青春ファンタジーを仕上げました。