僕の生き方。
都会のりその
第1話
僕は毎日ご飯もない、安全な場所もないところで過ごしてました。毎日来る空襲、少ない配給、何人かの大人と僕らで過ごしていた家も、最終的には僕と弟だけになってしまった。この戦争は誰が悪い訳でもないのに、する理由はあるのでしょうか?僕は戦争は意味がないと思う。
昔から、僕はもう分かっていた。
今日も“あの音がなる”
どうやら、今日も空襲が来るのか…
細々と落とされていく爆弾。その中お母さんの声が聞こえた。
『清…!』
そこで僕は気絶してしまった。
翌日
お母さんは瓦礫の下で倒れていた。
もう意識のない僕のお母さん。
「お母…さん?」
優士は尋ねる。
『…、なぁ優士、もう夏だし、水浴びにでも行くか?』
僕は勇気を出し、幼い優士を違う所へ連れていった。
少しでも安全な所へ行きたい…そういう気持ちを持って
僕にはお父さんもお母さんもいない。
だから、親戚の家を尋ねることにしたのだ。
僕の生き方。 都会のりその @Risorannu
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