レトロな喫茶店の描写が素晴らしかったです。クラシック音楽が流れ、絶品の珈琲とケーキが供される落ち着いた空間は、ゆったりとした時間が流れる安らぎの場所を思い浮かべさせます。
その雰囲気から一転、マスターと陽日くんの重大な告白が場面を引き締めて凄いと思いました。
マスターの病気と閉店決断は、長年育ててきた思い出の詰まった店を手放さざるを得ない寂しさを感じさせ、陽日くんの末期がんの告白がともに人生の有限性を物語っています。
命の終わりを前に未完の技術を託す切なさが心を打ちます。生と死のコントラストが喫茶店の平和な空間によって一層浮き彫りになり、重厚な場面となっています。
彼が開発した最先端医療技術を智哉さんに託そうとするところが、科学技術への希望を感じさせます。
命には限りがあっても、知の継承により技術は進化を続けられるという描写には、人間が今まで積み上げてきた知識の素晴らしさを讃えるようなメッセージが込められているようです☀✨✨
この場面は人生と死、そして科学技術の進歩といった根源的なテーマを喫茶店という日常的な空間に芸術的に投影しており、読む者に多くの想いを巻き起こさせます❤(ӦvӦ。)
作者からの返信
朝霧 巡さま、ありがとうございます。
1つ1つの丁寧なコメント、本当に嬉しくて感激です。
喫茶店はですね、実際に通いなれたお店に行って、珈琲を飲みながら観察したんですよ。
でも、うまく描写できていなかったかもですね。(´>///<`)
医療技術を託すシーンは、後世に伝える意味を込め、もう1つの意図と重なり合わせて伏線として記しています。
といった感じで、最初はとても重い話ですが、もう少ししたらスッキリとストレスなく読めると思います。
なので、これからもどうぞよろしくお願いします。(*ᴗˬᴗ)⁾⁾ペコ
若年性の末期がん……
検診をしてなかったのでしょうね
最後の仕事が間に合うといいですね
作者からの返信
ありがとうございます。
そうだ……検診忘れちゃってました。(;゚Д゚)
まさかの末期がん・・・。
残酷過ぎる現実ですね・・・。
それでも,まだ託せる存在が居るだけマシなんだろうか。