気付いてしまった日常の迫間。

一つずつ、不思議が増えてゆく小品。
どれもが不思議で機知に富んだ秀逸な話だが、時に二度見させられる(ほど笑わされるので交通機関で読んではならない)ものもあるので気をつけたい。
 逆に、本当にあったのかも知れない怪異譚や、本当にはないだろうが状況が怖い話もありバラエティ豊かだが、一貫して作者の筆致と機知には唸らされる。

是非とも手に取られる事をお勧めする。