第41話
「
「おう!」
と
彼らが今、歩いているのは、もう既に人の歩く道ではなくなっていた。
「ここは山が続いている。
『うむ』
と頷いて、
『
と
「それじゃあ、行こうか」
と二人に笑みを向けた。
「おう!」
と
『俺に掴まれ』
「おう!」
と
三人が
「おまさん達は見かけん顔けんど、どこから来たがかえ?」
と身体の大きな浅黒い顔の男が肩に荷物を持ったまま聞いてきた。
「俺たちは
と
「遠いとこから来たのじゃのぉ? ここへは何をしに来たがかえ?」
と他の男が聞いた。
「火の国まで行く。その途中で立ち寄った」
と
「そうか、ほんなら、この街で美味いものを食べて、ごとごと過ごしていってくれ」
とまた違う男が言って、手を振って仕事へ戻っていった。
「気さくな者たちだな」
『方言が強すぎる』
と
「ん? ほうげん? 変な言葉だったな」
「
と
「おう! 分かった」
『いい子だ』
と笑みを浮かべて、
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