「中二病勇者」中二病だけど、最強&最恐である

ノノラコ

第1話  俺はどちらにも属さない

 突然だか、俺の目の前にステータスと言われる能力値を表したものが浮いている。


名前 木坂琉斗(きさかりゅうと)

レベル 「 」

HP「 」

攻撃力「 」 防御力「 」 素早さ「 」

魔力「 」  成長度「 」


特殊スキル 「模倣」 


 なぜ、スキル以外「空白」なんだ?

それと、あと一つの疑問がある。ここは、、


 ようこそ。おいでくださいました。勇者様。ここは異世界、エクスバリアです。

そして、この世界救済のために勇者様を

召喚しました。


 

 俺の前に近づいて来るこの国の姫様と

女剣士がそう告げる。


 異世界に勝手に召喚されて、世界を救え?

お前らは勝手すぎる。と俺は姫様に言う。


 勇者様!この世界を魔王から救うために

力を貸してくださ、、!

姫様!! すると、私の目の前で轟音が響き、護衛剣士と勇者様が戦っている。


 一瞬の出来事だった。私は、あまににも想像できない出来事に腰を抜かしてしまう。



 なんだ、この勇者。レベルが1のなのに

この私と互角!?

姫様!この勇者はとんでもない存在で、、


 すると、私の足元に護衛剣士の頭が転がってきた。


「きゃあああああああ!」


 

さすが、異世界の剣士様だ。能力値もスキ

ルも高い。まぁ、剣士様のスキルを模倣しただけだがな。


 てか、異世界に召喚されてから5分もたたずに戦闘かよ。この世界、どうかしてるぜ。


 どうかしてるのは貴方の方です、、

セイラ。なぜ、セイラがこんなの目に、、


 セイラ? そこに転がってる剣士様の名前か。まぁ、どうでもいいが。



 勇者様、、。なぜこんな事を。なぜ、セイラを殺したんですか?なぜ、。あなたは

勇者!この世界を救うために呼ばれた人間の味方!そして象徴なのに!なぜ、こんな事を、、。


 泣きながら、熱弁を語りかけてくる姫様。

だが、俺はこう言う。


「俺はどちらにも属さない」


 は?何を、、。何をふざけた事を、、。

私の感情は悲しみと怒りでいっぱいだった。


 

そして私は、思い出した。セイラが言った言葉。「この勇者はとんでもない存在」


 私は恐ろしい者を見るような目で勇者に

向けて鑑定を使う。


 「え? な、何この、勇者の能力値は」



 名前 木坂琉斗(きさかりゅうと)

レベル 「 」

HP「 」

攻撃力「 」 防御力「 」 素早さ「 」

魔力「 」  成長度「 」


特殊スキル 「模倣」 


性格 中二病&恐ろしく残虐


 私の人生で恐怖と言う存在を表す者は

いなかった。けど、今日それは一変した。


 こ、来ないで、、。この化け物。

私は恐怖のあまり漏らしてしまった。



 誰が、化け物なんだ?勇者様だろ?まぁ、いいわ。さようなら〜姫様。


 この、クソ勇者、消えろ!消えろ!

この、クソ野郎が!、、、一瞬で私の視野は

勇者の足元。あぁ、私は、、、。 



 うるさい姫様は死んだか。フン。めっちゃ興奮した!!これこそがダークヒーロー!

召喚されてから、こんな演出!最高すぎる!


 

 召喚してくれた姫様にはお礼を言わないとな。あ、姫様死んでたな。やべー。どうしよう、、。うーん。まぁ、いいわ。


 そうそう。剣士様を殺したから。レベル上がってないかな〜? 俺のステータス。カモン!


名前 木坂琉斗(きさかりゅうと)

レベル 35

HP 56075

攻撃力 15025 防御力 13500 素早さ 9327 魔力 5806  成長度 650


特殊スキル 「模倣」「アイスブレイド」 「ウインドブレイカー」 


耐性 氷・風・雷・土


性格 中二病&恐ろしく残虐



 すご!てか、めっちゃレベル上がってる!? まさか、「模倣のスキル」!?


特殊スキル「模倣」 殺した相手の能力とスキルを奪える。


 すご。てか剣士様強すぎだろ。序盤に出て来る敵じゃないだろ。


 まぁ、それはいいとして。次は何をしようか?うーん。取りあえず、魔王倒そ。俺より

目立つ存在は許さん。


 さあ、異世界エクスバリアの救済を始めようか!



 そして、中二病勇者の物語が始まる。だか、彼は、近い未来に知ることになる。国を滅ぼし、一国の姫を殺した罪として、彼は世界を敵に回したことを。
















 































 










 






 


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