赤い屋根の家

浬由有 杳

赤い屋根の家

「随分と変わったな」


 駅のホームに降り立つと、男はぽつりと呟いた。


 梅雨入り直前のどんよりとした午後。

 すでに日は陰りつつある。と言っても、弱冷房車から一歩外へ出ると、湿気と熱のこもった大気に辟易する。


 列車内は帰宅途中の学生たちで満杯で座ることもできなかったのに、そこで降車したのは、彼一人だった。


 確かに在ったはずのキオスクも立ち食い蕎麦チェーン店も見当たらない。

 駅員の姿も見えず、小さな自動改札口がふたつあるだけだ。


 当時の名残が感じられる白い壁には、自衛官募集要項と指名手配犯の笑顔を載せた『この顔を見たら110番』的なポスター。


 新興住宅地の最寄り駅として鳴り物入りで付け加えられたのは、ほんの10数年前だったのに。


 彼の記憶の中では、通勤や通学のための利用者でにぎわっていた駅は、今や閑散としていた。


 もう、ここからは赤や青のきらびやかな家並みは見えない。


 ここが、合理化という節約のため、廃駅になるのも時間の問題だろう。

 このままの状態が続けば。


 ため息を吐くと、彼はシャツの襟を緩め、うっすら滲んだ額の汗をハンカチで拭った。

 改札口近くにぽつんとあった古ぼけた自販機で冷えたコーヒーを買う。

 ぐいっと飲み干し、深呼吸をもう一つ。


 随分と待たせてしまったな、と思う。

 彼女は喜んでくれるだろうか?覚えていてくれるだろうか?


 ショルダーバックの中身を確認すると、彼は覚悟を決めて歩き出した。


「電車の窓から見える赤い屋根は・・・」


 懐かしい歌を口ずさみながら。


*  *  *  *  *


長い夢を見ていた気がした。


ただ雨の音が聞こえていた。


しとしとしとしとしとしと・・・


止むことがない雨の音が。


美和子は雨が嫌いだ。

雨の日は嫌なことばかり起こるから。


父が亡くなったのもこんな雨の日だった。

あの子を失った日にも雨が降っていた。


ドドーン


地を震わす雷鳴に、ハッとして顔を上げる。


もしかして、私、眠ってた?


どうやらテーブルに突っ伏して転寝うたたねでもしていたようだ。


ここはいったい・・・?


茶色のフローリングにアイボリーがかった白っぽい壁。奥にはシステムキッチンらしきものが見える。


 見慣れたアパートの部屋とは似ても似つかない、10畳以上はありそうな広々としたダイニング。


 彼女が今使っているダイニングテーブルセットくらいしか、家具がないのでよけいに広く見えるのだろう。


 洒落た感じの壁収納棚ウォールシェルフが奥の壁の一面を飾っている。


 徐々に脳裏から靄が晴れてくる。ゆっくりと思い出す。


 そうだった。自分は新しい我が家を見に来たんだっけ。

 

 買い物の帰り道、よくある不動産チェーンのウインドウで偶然目にした家の写真。

 

 築2年の2階建て3LDK。庭付き一軒家。最寄りの駅から徒歩20分。


 写真の中の、赤い屋根にマホガニー色の壁のこじんまりした家。

 それは、まさに二人で語り合った理想の家そのものに見えた。


『思いきって引っ越しましょうよ。今のアパートは、新築のわりに家賃がまあまあだし、通勤にも便利だけど、子供が生まれたら狭すぎるわ。環境だって子育てには向かないし。一緒に庭いじりもしたいわ。子犬を飼ってもいいわね』


 最初にそう言ったのは、彼女だった。


 5年目にして、ようやく授かった子だった。


 どうせなら、ごみごみとした都会ではなく、空気の良い田舎でのびのびと育てたかった。

 だけど・・・


 無意識にお腹に触れたことに気が付いて、泣きたくなる。


 彼女は、小さく身を震わせた。

 梅雨の最中のムッとする暑さを感じているのに、なぜか急に寒気がした。


 遅すぎるんじゃないかしら。


 腕時計で時間を確かめて、少し心配になる。

 夫から電話をもらってから、すでに1時間近くになる。


 電話での夫の声音を、口ぶりを思い返してみる。


 彼は怒っていただろうか?

 一人で勝手に先に家を見に来た彼女に?

 

「いつもの喫茶店で待ってるって約束だったろ?会議でちょっと遅れるから、待っといてくれって言ったはずだ。心配したんだぞ。店にいなかったから」

 

瀬上せがみさんと用事があったんじゃないの?」


 返答が返ってくるまでに、確かに不自然な間があったように思う。

 

 瀬上さんは同期の、有名大学出の才女で、現在、夫と同じ部署で働いている。いわば、現役バリバリの幹部候補で今なお独身。

 

 実のところ、彼女とは、結婚前、夫をめぐって密かに女の戦いを繰り広げたこともあった。


(まあ、ライバル視していたのは、私だけかもしれないけど)


 瀬上さんが夫を好きだったのは確かだ。美和子にとって幸いなことに、告白には至らなかったようだけど。


 色恋沙汰に鈍い夫はたぶん、未だにわかっていない。


 美和子は今でも時々思うのだ。

 なぜ、彼が美人で社交的な彼女ではなく自分を選んでくれたのか。


 客観的に見て、夫はなかなかハンサムだし、仕事だってできる。

 瀬上さんは今でも夫のことを憎からず思っているのではないか?

 

 夫はどうなのだろう?

 同僚として、彼女に好意的なのはわかっている。


 好意が恋情に変わることはありえないと言えるだろうか?


 今朝、夫から届いた、明らかに宛名違いのLINEメッセージ。


『本当に会議が入った。悪い。ちょっと遅れる』


 夫はパソコン仕事は優秀なくせに、ラインの相手を間違えることはしょっちゅうだ。

 見かけによらず、うっかりなところがある。恋人時代、そこは、まあ、愛嬌で好ましく思ったものだけど。


 あれは、瀬川さんに宛てたものじゃなかったの?


「嘘をついてたことは謝る。悪かった。ちゃんと説明するから。とにかく急いでそっちへ向かうよ」


 夫は否定はしなかった。

 やはり、二人は付き合い始めたのだろうか?


 夫は子供が大好きだ。生まれるのをずっと楽しみにしていた。


 瀬川さんは、私から見ても、明るく思いやりがあり、仕事までさばける素敵な女性だ。


 もう子供は望めないだろうと言われ、自己憐憫から抜け出せないような女より、彼女の方がいいのではないだろうか?


 ガタン

 

 二階から何かが落ちるような音がした。


 まさか。泥棒?

 不動産屋あのひとが出るとき、ちゃんとカギを掛けたはずよね?


 息を殺して、耳を澄ます。


 子どもの声?


 子どもが歌を歌っている?


 そう、あれは、よく知っているフレーズ。

 間違いない。


 途切れ途切れに聞こえてくるのは、彼女が一番好きな童謡だ。


 夜遅くに帰ってきた母が、機嫌がいい時に、子守歌代わりに歌ってくれた歌。


「電車の窓から見える赤い屋根は、小さい頃、僕が・・・」


 廊下に出てみると、そこにはいつの間にか濡れた足跡が点々とついていた。


 そっと足音を忍ばせて彼女は2階へ、歌が聞こえてくる方へゆっくりと進んでいった。


 *  *  *  *  *


 ドアノブを細心の注意を払って回す。


 歌がピタッと止まった。


 そこは子供部屋のように見えた。


 先ほど部屋の間取りを説明してくれた時、子供部屋だったと、不動産屋は言っていた。


『まだ真新しいものばかりですから、よろしければ、勉強机も、ロフトベッドも本棚も使うことができますよ』


 何も知らない不動産屋は笑顔でそう言ったっけ。


 右奥に据え付けられたウオークインクローゼットの中から、小さなクシャミ。


 思い切って、クローゼットを開けると、ずぶぬれの男の子が膝を抱えて座っていた。


*  *  *  *  *


 なんだ。本当に、子どもか。


 ホッと息を吐くと同時に、不審に思う。


 なんで、こんなところに子どもが?

 さっき案内してもらったときは、誰もいなかったはずなのに?


 膝を抱えたまま、固まっている子どもの粗末な衣服はぐっしょりと濡れていた。


 いくら5月も終わりとは言え、このままでは、風邪をひいてしまうかもしれない。


「こんにちは。どうしてこんなところにいるの?」


 怯え切ったように顔を膝に埋めた子供の肩がピクリとした。


「下に行かない?身体を拭いてあげる。ずぶぬれのままだと風邪をひいてしまうわ」


 できるだけ優しく声をかけてみるが、返事がない。


「ねえ、お腹空かない?お菓子くらいあると思うわ」


 そっと手を伸ばして、ずぶ濡れの髪に触れると、子供がパッと顔を上げた。


 男の子だ。


 年の頃は、おそらく10歳前後か。


 心細げに泣いているかと思ったのに。

 見返してくる表情は案外としっかりしている。


 長めの前髪の奥のネコを思わせる大きな瞳が睨みつけてくる。

 くっきりした眉と鼻の形が、少し夫に似ていると思った。


 流れてしまった子は男の子だった。


 もし、あの子が無事に生まれて育っていたら、こんな顔になっていたかもしれない。


「君、どうやって、入り込んだの?ご両親はどこ?他人の家に勝手に入っちゃだめでしょ?」


「知らない人とは、話しちゃいけないんだ」


「知らない人って私?私は美和子よ。ええと、この家の持ち主よ」


 まだ予定だけど、と美和子は心の中で付け加えた。


「持ち主?嘘つき。ここは僕の家だ」


「僕の家?ってことは、あなた、小鳥遊たかなしさんのお子さん?」


 書類にあった元の持ち主の名前を思い出す。

 ちょっと珍しい漢字だったので、記憶に残っていたのだ。


 男の子はぶすっとした顔で答えた。


「小鳥遊 ケイ」


「ご両親は引っ越されたの。この家は売られていたのよ。で、私たちが買うことにしたの」


 男の子は黙り込んだ。再び、両手で膝を抱えて俯く。


「ご両親には黙って来たのね?きっとすごく心配されてるわよ」


「母さんが出て行って、父さんは嫌になったんだ。この家も、僕のことも」

 

 小さな声で呟くと、男の子は自分の膝を強く抱きしめた。


 その拍子に、薄いシャツの袖はずり上がり、細い腕が見えた。

 その腕に生々しく残る、くっきりとした青あざが。


 彼女は、思わず立ち上がり、その腕を掴んでいた。

 吃驚したのか、されるがままになっている男の子のシャツをめくり上げる。


 その背中にも、腹部にも、至る所に、青や紫の痣ができていた。


*  *  *  *  *


「ごめんなさいね。クッキーと飴くらいしかなくて」


 男の子を宥めすかしてリビングに連れてくると、洗面所のクローゼットで何とか見つけた古いバスタオルで濡れた身体をできるだけ丁寧に拭いてやった。


 たまたまバックに入っていたカロリーメイト2箱と小袋に入ったのど飴を渡す。


 やはり空腹だったのだろう。男の子は、ロリーメイトの箱を破ると、口に詰め込み始めた。


 おにぎりか何か簡単にお腹を満たせる物を買ってくるように、あの人に頼まなくては、と思う。


 不動産屋に父親に連絡を取ってもらって、迎えに来てもらって・・


 父親にこの子を任せる?


 急いで食べ過ぎたのか、男の子が激しく噎せた。

 慌てて、不動産屋が置いていったペットボトルのキャップを開けて手渡す。


 男の子は貪るように中身を飲んで、また、噎せた。


 その痩せた背中を撫でてやると、手のひらに背骨がくっきりと感じられた。


 男の子は、漸く息が整うと、躊躇いがちに「ありがと、叔母さん」と言った。


「叔母さんじゃないわ。美和子さんよ」


「ありがと。美和子さん」


男の子の顔にほんの微かな笑みが浮かぶ。

ちょっと不器用な彼女の夫に似ている気がした。


「あの歌、好きなの?」


「歌?」


「さっき歌ってたでしょ?『赤い屋根の家』」


 美和子が口ずさんでみせると、途中から、男の子も一緒になって歌いだした。


 2番の最後まで歌いきると、美和子と男の子は顔を見合わせてなんとなく笑った。


「母さんがよく歌ってくれたんだ。出て行く前に」


 身体中、服で隠せる部分ばかりを狙って付けられていた痣が思い出された。


<虐待>という言葉が脳裏に浮かんだ。


 男の子の言ったことを反芻してみる。


『母さんが出て行ったから、父さんはこの家も、僕のことも嫌いになった』


 不動産屋が漏らした『家庭内の事情』が、まさかそんな意味だとは思わなかった。


*  *  *  *  *


『駅は近いし、スーパーも近い。裏にはピクニックできそうな小山だってあります。空気もいいでしょ?まさに都会のすぐそばにある自然に恵まれたオアシス。子育てにも最適です。まだ家はさほど多くはないですが、今後ますます人気になるのは間違いない。断然おすすめの地区ですよ』


 じゃあ、なぜ、築2年足らずの家が売りに出されているんですか、という彼女の素朴な疑問に、立て板に水だった不動産屋のセールストークが一瞬止まった。


『まあ、それは、その、家のせいではなく、ご家庭の事情ってやつでして。詳しいことは言えませんがね。決して、【事故物件】なんかじゃありませんから。単なる夫婦間の問題で。平たく言うと、できるだけ早くここを売って他所へ行って互いに新生活を始めたいってご希望でして』


 不動産屋は子供のことは何も言わなかった。


 美和子もそんな理由でこんな素敵な家が手に入るなら、まあ、いいか、くらいの気持ちだった。


*  *  *  *  *


 もし、この子が父親から虐待を受けてるとしたら・・・

 

 美和子は、飢えと渇きが治まって気が緩んだのか、イスの背にもたれてうとうと船をこぎだした男の子を見つめた。


 父親から殴られたのか、なんてとても聞けない。


 虐待を受けた子どもは決してそれを認めようとはしないものだ。


 かつての美和子がそうだったように。

 

 まずはこの地区の児童相談所へ連れて行って、それから・・・

 この子を養子にしてもいいんじゃないだろうか?

 

 もちろん、夫に相談してから、だけれど。

 彼なら、美和子の決心を、またやり直そうという前向きの気持ちを、喜んでくれる。

 

 この家で、この子と一緒に新生活を始める。

 いいかもしれない。

 あの人はもうすぐにやってくる。美和子の元に。


 もう一度、やり直してみよう。一緒に、素直な気持ちで話し合って。


 早く、あの人に会いたい。


 なんだろう、あの音?


 ガラガラガラ・・・

 雨音に混じって聞こえてくる奇妙な音。

 徐々に何かが滑り落ちるような、転がり落ちるような。


 ゴト ゴト ゴト ゴト

 床が左右に揺れ始める。

 窓ガラスにひびが入るのが分かった。


「美和子さん?」


 目を覚ました男の子が不安そうに美和子を見た。


 美和子はとっさに小さな体を抱え込むと、テーブルの下に蹲った。


*  *  *  *  *


 真っ暗だった。

 目を開けたはずなのに、何も見えない。


 何かが落ちてきたようで、身体が圧迫されて身動きできない。

 胸が、背中が刺すように痛むのに、腰から下にはまるで感覚がなかった。

 血の匂いが鼻をついた。


「ケイ君・・・大丈夫?・・・ケイ君?」


 返事はない。

 小さな胸になんとか頬を寄せて、呼吸を確認する。

 生きている。息はしている。

 ぐったりした身体は暖かく、しっかりとした脈が感じられた。


「誰か、誰か、いますか?」


 先ほどの異音はすでになく、雨の音だけが聞こえていた。


「助けてください!誰か、お願い!」


 ごぼりと生暖かいものが喉にこみあげてきて、唇を濡らす。

 さびた鉄の味が口中に広がった。


「助けて、あなた!」


 徐々に息が荒くなるにもかかわらず、彼女は叫び続けた。


 助けて、助けて、助けて


 早く助けに来て、あなた!

 

 神様、せめて、この子だけでも助けてあげて!


*  *  *  *  *


 懐かしいメロディーが聞こえた。


 メロディーが徐々に大きくなり、雨音を消していく。


 気が付くと、月明かりの下、彼女は一人、座り込んでいた。


 家の中にいたはずなのに、そこは、何もない野原だった。


 腕の中にあったはずの暖かな身体は消え失せていた。


「久しぶり、美和子さん」


 すぐ目の前には、泣きそうな顔をした若い男。 


 男は大きな身体をしゃがめると、彼女に小さなオルゴールを差し出した。


 銀色のオルゴール。赤い屋根をした家の形をした。


 オルゴールから、彼女の好きなあの歌が流れてくる。


「ご主人は、あの時、家のすぐそばまで来てたんだ。土砂崩れに気がつくと、家に飛び込んで行ったそうだ」


 男が言った。


「これは御主人の形見。誕生日プレゼントだって。友達に頼んで特別に作ってもらったらしい」


 やっぱり来てくれたんだ。あの人は。


 彼女は嬉しくなってほほ笑んだ。

 不思議なことに、もうどこも痛くはなかった。


 きっと、これでやり直せる。

 あの子を引き取る相談をしなくては。


―あの子はどこ?無事なの?―


 男は驚いたように目を瞬いて、彼女を見た。


―あの子は大丈夫?―


「ケイなら、大丈夫。もう心配しなくてもいい。あなたのおかげだよ、佐和子さん。ありがとう」


 見知らぬ男に礼を言われて、彼女は首を傾げた。


「それより、もう行かなきゃ。御主人が待ってる」


 ―美和子、こっちだー


 懐かしい声が聞こえた。

 佐和子は笑顔で振り返った。


*  *  *  *  *


 女の姿がいきなり宙に消えた。


 かつて新興住宅地として期待された地区。大雨ですべてが流され、今は何もない荒れ果てた空き地で。


 あの日の土砂崩れでほぼすべての住宅が崩壊した。



 不幸中の幸いと言えるのだろうか。

 けが人は多数出たが、死者はたまたま家を見に来ていた不運な若夫婦二人だけだった。


「遅くなってごめん。覚えていてくれてうれしかったよ」


 もはや応える人もいない言葉をケイは呟いた。


 これで、もう、どこからともなく聞こえる歌声や助けを求める声が噂になることはないだろう。


 新たな建築会社がニュータウン作りに取り掛かれる。


「さようなら、佐和子さん」


 何もないだだっ広い野原。

 しとしとと降りだした雨。


 小さな家の形をしたオルゴールから、最後の旋律が流れていた。



                             THE END


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赤い屋根の家 浬由有 杳 @HarukaRiyu

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