主人公は美術講師の男性で、彼が見守るのは画家の素質を持つ二人の生徒。
二人が学校の屋上で空を描き、主人公がそれを見守っている姿がとても印象的なお話です。
画家さん達のお話ではありますが、創作をされている方なら、作品を作り出す上で苦しんだり楽しんだりする場面はとても共感出来るのではないかと思います。
趣味程度ではありますが私も絵を描いているので、自分と重ねて見えるものがあって、とても苦しい事もあるけれど、創作に真剣に向き合う気持ちを思い出させてくれる素敵なお話だなと思いました。
個人的に、感情豊かなココさんが好きで、彼女が他の人の作品を見た時の場面や、自分の作品に向き合う所、そして主人公が彼女の作品を見た上でかけた言葉がとても素敵なので、是非読んでみて欲しいです。