第6話

「脅すのは戦闘者としてどうなんですかあ!!?」


はい、遥です。死にそうです。

いや~まさかこんな早く来るとは思わんやん?

多分これショッピングモールにたまたまいたから来たんでしょ?

運悪いって~今日俺ガチャで爆死したばっかなんですよ?手加減してもらってもいいですかねえ!?


「そうでもしないとあなた逃げるでしょ?」


ごもっとも。

ぐうの音も出ません。

だがッ!めげないしょげないドラゲナイ!

この天才遥さんがここから抜け出してやろう!


「少しでも動いたら足打ち抜きますからね?」


orz、無理です。

まだ魔法すら完璧に使いこなせないのにこの少女にどう対応しろと?


日本にいる戦闘者の中でも最強なのではないかともいわれている戦闘者、うちの姉貴。

そしてその姉貴に強さを認められた数少ない戦闘者の一人、それが今私の後ろで銃を構えている少女である。


「今から署まで一緒に来てもらいますから」


「ヒエッ」


野良の戦闘者が魔法署に行く。

それはつまり公認の戦闘者になるということ。

住所がばれれば私の正体もばれてもしかしたら豚箱に…


「うおおお!!?死んでたまるかあ!!」


「…ッ!!?能力負荷の拘束具が効いてない!?」


人口式の戦闘者だからか能力に負荷をかけて使えなくする手錠の効果が効かないようだ。

そうと分かれば逃げるんだよォ!


「必殺お薬!速度サポート薬物!」


「あなた何注射器とか持ってるんですか!?」


「うるせえ!薬がねえと(戦闘者として)やっていけないんだよ!」


爆速退出ですアザッシタ~


その後、人気のないところで換装を解き、姉貴と合流した。

ちなメイド服なのでめっちゃ目立った。


—―――――


「未登録の少女…」


先ほど遥と会話していた少女、エレナは思考していた。

戦闘者、それもあのレベルの悪魔を単独撃破できるものは世界的に見ても少ない。

問題なのはその能力だ。

戦闘者の能力は普段の生活によって能力が変質するという特徴がある。

したがって先ほどの少女は普段から薬を摂取している可能性があるのだ。


「早く捕まえないと」


遥に対する勘違いは少しずつ大きくなっていっているということに当の本人はまだ気が付いていない…



―――――――


大体3か月ぶりの更新でございます。

ハイスイマセンずっとアニメ見てて更新するの忘れてました…

更新頻度上げるので許してクレメンス…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

薬を決めりゃあ強くなる! @woto

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ