第5話
現在、パンティー祭りでございます。
いや、ふざけてるとかじゃなくてね?姉貴が俺の下着大量に選んでくるの。
下手したら100くらい。
頭おかしいよね!
これをパンティー祭りといわずしてなんという。
マジで一回自重してよ姉貴。
そんなこんなで下着の選別が終わった。
ちなみにここまでで2時間かかってます。
頭おかしいね!!
服も靴もアクセサリーも買うらしいよ?
単純計算あと6時間かかりそうってわけ。
おうち帰りたい;;
中略
僕たちが靴屋で靴を選んでいるときだった。
ドゴォォン!
突如としてショッピングモールの天井が崩れた。
僕と姉貴は即座に理解した。
悪魔だ。
「私、出動許可もらってくるから…って遥!?」
「……!?なんでこんなこと!?」
無意識のうちに僕は薬を仕込んだコートから一つの薬液の入った筒を取り出し注射器にセットして打った。
以前のような幸福感はなく湧き上がるのは
「なんだこれ…力があふれてくる…」
タッ
再び無意識のうちに体が動き出し、悪魔の現れたところへと向かう。
そして…
『変身…!』
そうつぶやくと同時に僕の体は光に包まれ戦闘服を構成した。
地面を踏みこみ蹴り上げると、オリンピック選手なんかを簡単に追い越せるほどの脚力で青空が見えるモールの屋上へと向かう。
ちょちょちょ!体の制御きかねえ!!
この体になれるにはもう少し時間がかかりそうである。
「やってみるか…」
覚悟を決め、僕はそれを発動する。
『固有魔法、御剣』
僕の前に現れたのは金の装飾をあしらった刀。
それをつかみ、魔力を流す。
刀の周囲が虹のように光る。
それと同時に僕が刀を振る。
空間がゆがみ3本の斬撃が悪魔へと飛んだ。
「ギ!ギギャ!」
悪魔はそれに気づくがもう遅い。
結界を張る間もなく悪魔は斬撃に当たり真っ二つに切り落とされた。
「やっべえなこれ…」
そうつぶやいた時だった。
「未登録…野良の戦闘者…あなたを捕獲します!」
そういう少女の声が後ろから聞こえた。
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