言葉遣いが巧み

チョウのはばたき、そして皿を数える声がシンクロして、独特な雰囲気を醸し出す。文字だからこそできる巧みな表現、作者の感性に脱帽です。
終盤で明らかになる衝撃の事実。「この語り手は何者なのか?」とこちらの想像力をかきたてるラストシーンに妖艶な美しさを感じました。