万不動産

@msdaka

第1話 エピローグ&江戸時代

第一話

 なかなか希望の家見つからないなぁ今日は、来年の春から大学に入学するので家探しをしている。あ!テレビで見たことあるような不動産屋の看板だそこには、「 城 家賃3232万円〜 日当たり良好 セキュリティ安全 32LDK」

 面白そう入って見よう。

「こんにちは、家を探してまして、」

「いらっしゃいませようこそおいで下さいました。どういった物件を探しておられますか?」

「駅から近くて、風呂トイレ別で、出来れば、オートロック希望です。家賃の予算は、出来れば3万円ぐらいなのですが何処もないと言われたのですがやはり難しいですかね?」

「大丈夫です。当店豊富に物件取り揃えております。お客様の希望の物件必ず見つかります。その他時代や様式等ご希望は、ありますか?」

「時代?安ければ多少古くても妥協します。」

「かしこまりました。では、少々お待ち下さい。」

数分後……

「お待たせしました。こちらの物件は、いかでしょうかトイレ共用、風呂は、湯屋の入浴料は6文(120円)4畳半ワンルーム月600文。現在の貨幣価値で12,000円です。水は、井戸水電気は、無く庶民は、行燈ですが暗いのでロウソクを使いますので、かなり格安で予算の半分以下かと思います。」

 冗談が好きな方なのか?突っ込んだ方が良いのか?

「古すぎです!」

「では、明治時代あたりは、どうですか?」

「もう冗談は、良いので普通の家紹介してください。」

「当店万不動産です。ご存知無かったですか?」

「知らないです。」

「当店普通の不動産屋と違い様々な国、時代の物件を紹介しております。主に実際にその時代にワープするタイプと現代にそっくり再現した物件の2つ存在しております。ワープは各所のワープトンネルをくぐって行き来します。再現は、この近くに大きな施設がありそこに一括しております。」

「なるほどそうだったんですね。」

「すみませんてっきり知って来られたかと思いまして、上にも看板ありましたしこの近くでは、有名なので」

「あれジョークじゃなくて本当なんですね。」

「そうですね。どうされますか?」

「内見もできますか?」

「もちろん」

 せっかくだからいろいろ見学して見よう。

「では、実際に見てみたいです。」

「では、ご案内致します。歩いてすぐのところです。店から徒歩5分程の所に居酒屋江戸と言う名の暖簾のれんをくぐり中に入ると女将さんがおられ内見ですと言うと女将さんが何か操作して奥の壁が自動的に開いて中に入ると薄暗部屋があり扉を開けるとピカピカのトンネルをくぐり扉を開けるとまた薄暗い部屋があり内見でと言うと扉が開き出ると土壁の部屋に出た。

「ここで注意事項です。ここは、江戸時代です。現代からの物を見せたり現代の服装で街に出ないで下さい。ここを出たところは、まだ我々の街ですが。周りは、現代人が多くいますが現地に怪しまれないようにと現地の業者が出入りしている関係で現地の人もおられます。面倒ですがこれに着替えてください。小袖が渡され上から羽織り帯を占める。」

簡単に改良された。物だった。

 外に出ると茶屋だった。可愛らしい茶屋娘がいた。

「うちの従業員で来る時と同じ出入り口の管理をしてます。同性で現地での生活でいろいろな相談をして下さいね。」

 外に出て左に出ると長屋がありその中に1つ部屋があり中に入ると4畳半のワンルームより半分ぐらいの部屋があり中に水瓶とかまど綴箱があった。また、タブレット型のテレビ等は持ちこんで良いそうだ。Wi-Fiやテレビのアンテナが通ってるそうだ。しかしライフラインは、ないそうだ。

「風呂やトイレは、どうしますか?」

「風呂は、現地の銭湯又は、居酒屋江戸のシャワールームです。トイレは、長屋共同トイレです。どう見たって扉はあるが上と下が丸見えだ

 和式だし私は、18歳の乙女だこんな所で用は、足せない。

「江戸時代は、糞尿が貴重な収入源です。

 また、我々は現代人なので栄養価が高いので、樽1杯25両500円で販売されます。」

「しかし丸見えは恥ずかしいです。」

「そうですか若い方でも慣れてらっしゃる方もおられますが仕方ないですね。では、次は、明治時代を見て見ますか?」

「お願いいたします。」

 

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