異世界からの転生でも最強だったんだが。

第1話転生

　俺はこの世界で魔王"ディアラス"の討伐に成功し平和が訪れたと思っていた。しかし、最強の俺が次の刺客になることを恐れた皇帝が共に魔王討伐をした仲間を人質にとり、俺は自害することとなった。

「次は、平和で争いのないところで生まれ変わりたい..」

「　.......ここはいったい。」

「パパー見てこんな可愛い子この世に他にいると思う？」

「そうだなーママの次かなっ！なんちゃってー」

「なんなんだこの世界は俺は確か自害したはず。なのに見知らぬ女と男が今目の前にいる。そしてこの縮んだ体。何が起こっている。」

「あなたの名前は晴翔だよ。元気に育ってねー。」

「俺の名前はボルド・ラクトなんだその名前はそしてここはどこだ！お前らは誰だ！」

「しゃしゃしゃしゃべったっっっーー！？」

「パパ！なんなのこの子！今確実に喋ったわよ！ありえない。まだ0歳よ？」

「わかった。この子は天才なんだ。神様が与えてくれた天才なんだ！」

「きっとそーね！」

　そう、異世界で勇者として魔王ディアラスを倒し、皇帝の権力によって自害したラクトは、

日本で晴翔として生まれ変わったのだった。

　そして、両親はとても馬鹿だったのだ。