第5話  朝三暮四(ちょうさんぼし)

利口者が知恵で愚か者の猿を言いくるめてしまう、という話。

猿知恵で騙す「利口者」も大したことはないのですが、そんな簡単な詐欺に騙される側の在来種純粋日本人もまた、猿と変わりない。しかも、明治維新(1867年)以来、正直者の在来種純粋日本人である田中角栄の時代を除いてずっと。


韓国併合(1910年)時代と今(2024年)とでは「餌を与える側と餌をもらう猿」との関係が逆転してしまった、というのは世界各地の歴史でもあまりない事例ではないだろうか。

noblesse oblige(注1)もaccountability(注2)もない、いい加減な政治屋や軽佻浮薄なマスコミに、何度でも欺される在来種純粋日本人。


 かつての朝鮮貴族両班りゃんぱんが現在の日本の政治屋たちの正体であるのなら、そして、日本のマスコミもまた同じ血筋の人間がそのトップに居座っているのであれば、もはや万事休す。

  

 「不正を行う者には、なお不正を行わせ、汚れた者は、なお汚れるままにしておけ。」 の言の如く、彼らのやりたい放題にさせるしかない。いくら批判しても、両班は暖簾に腕押しなのですから。

そして、私たち在来種純粋日本人は;

「正しい者には、なお正しいことを行わせ、聖なる者は、なお聖なる者とならせよ。」と、古来よりの正しい道を踏み外さないように生きていくしかない。

「爛柯經」に謂うところの「彼衆(おお)くして我寡(すくな)くば、先ずその生を謀り、」です。

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「両班りゃんぱん」とは南朝鮮の貴族階級で、西暦1200年代、モンゴル人(元)が朝鮮に侵略してきた時、ただの一度も戦わずに、半島中を逃げ回り、結局、奴隷階級の若い女性2000人を元に差し出すことで許しを得た。(「元寇」中公新書)。

その両班が(日本の)明治時代にも朝鮮では存続していたのですが、当時も元に侵略されたときと同じで、彼らは中国やロシア、日本の侵略に一切抵抗しなかった。元や日本の侵略に対して抵抗運動をしたのは、「被差別階級」の人だったという。

それを見た英国人やフランス人は、朝鮮の貴族はnobless oblige(高い身分に伴う義務)がない、と揶揄したのだそうです。

英国でもフランスでも、貴族というのは、平時には狩猟をしたり、遊んでいるように見えるが、一朝事あれば、先頭に立って命をかけて戦うもの。しかし、南朝鮮(韓国)の貴族は、過去、一度も国のために戦ったことがないという、類い希な「お気楽・極楽階級」であったらしい。

そして、その両班の末裔である、現在の日本の政治屋たちもまた、利権や特権は存分に享受しながら、政治家としての義務や責任は全く果たそうとしない、という点で、見事に両班の血を受け継いでいる。

現在の米英仏加といった欧米諸国の貴族階級(リーダー)も、かなりいい加減のようですが、本来のキリスト教社会にはaccountabilityという考え方が社会の根底にあるはずなのです。しかし、いずれの国も怪しげな外来種がその国のリーダーにどういう訳か成りすましているために、本来のキリスト教的な善き伝統や風習が忘れ去られてしまったようです。

無責任な政治屋とそれに輪を掛けていい加減なマスコミというのは、中露インドといった国々は別にして、世界中の先進国での流行病のようです。

(注1)noblesse oblige

高貴な身分にはそれに伴う義務がある、と言う意味で、地位や階級の高い人々には勇気・博愛・高潔・寛大・などの精神や徳を持ち、それを一般人に対して実践しなければならないとする考え方。


(注2)accountability

一般に「説明責任」と訳されるが、単に責務として説明や申し開きをすることではなく、責任を十分果たさなかった場合、きびしい報い(罰)を受けることも意味する重いことばである。

これはキリスト教でいう、give an account before God(神の前で申し開きをする;最期の審判の日に、現世でどう生きてきたかを説明してそれに応じた神の審判を受ける)につながっている。

また、(学校が)父母の信託に応える責任があること(目標値まで生徒の成績を上げる、安全な教育環境にするなど、学校側が父母の信託に応える責任で、怠慢に対しては罰を受けること)も意味する。

山岸勝榮「スーパー・アンカー英和辞典」 第5版 株式会社学研プラス より


2024年3月5日

V.2.1

2024年3月6日

V.2.2

平栗雅人

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時計仕掛けのオレンジ 現代の「カインとアベル」 V.2.2 @MasatoHiraguri

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