🚩小説家になろう、エブリスタを一週間使って分かったこと

 以前、「小説家になろう」と「エブリスタ」の特徴をまとめました。今回は一週間使っての感想・分かったことを書きます。

※あくまでも私見です。

※下記エピソードを読んでいる前提で話を進めます。

※私の主戦場がミステリー、SFなのでこれらがどういう位置付けなのかに話が偏っているかもしれません。


小説家になろうの特徴

https://kakuyomu.jp/works/16818093073008248508/episodes/16818093074266713099


エブリスタの特徴

https://kakuyomu.jp/works/16818093073008248508/episodes/16818093074292120692



 先に結論を言うと「個人的には小説家になろうは合わない。エブリスタもいいけど、やっぱりカクヨムが居心地がいい」です。



 まずは小説家になろうについて。みなさんご存知の通りweb小説サイトとしては古参です。また、ジャンルとしてはファンタジーが多いです。カクヨムの作品群の中でファンタジージャンル率を50%とするなら、小説家になろうは80%は軽く超えていると思います。感覚的ではありますが。


 私の場合、主戦場がミステリー、SFです。小説家になろうのジャンル分けでは恋愛、ファンタジー、文芸、SF、その他、異世界転生です。書いた順番はトップ画面の表示順です(左右にスクロールする方式です)。恋愛が一番見やすい場所、ついでファンタジーです。つまり、異世界転生ジャンルの作品に絞ったランキングを見ようとすると、一番右までスクロールする必要があります。少なくともスマホでは。

 さて、上記の中にミステリーの姿がありません。なんと、文芸ジャンルをタップするとミステリーや歴史、ホラーが出てきます。つまり、ミステリーなどは「一応ランキング表示できるようにしときました」という感じです。

 ちなみに、評価が多い順に歴史>>ミステリー>ホラーです。ホラーを書けばトップ10には入れるのでは? と思いましたが、そもそもホラーの読者が少なく、かつ目が肥えている人ばかりなので、「なんとなく書きました」ではランクインしないのかな、と考えます。


 小説家になろうのいい点は「PVが一時間単位で表示されること」です。これは非常に助かります。web小説は隙間時間に読むものなので、当然通勤やお昼休みの時間に読まれるわけですが、改めて可視化されると納得できます。


 小説家になろうにはランキングが二種類あり、総合ランキングと短編ランキングがあります。これは独特だな、と思っていましたが、機能しているか怪しいです。というのも、短編を書いてもハイレベルでないとランクインしません。ランクインしたとしても、長編ファンタジーがメインのサイトですから、ランキングから読みにくる人がいるのか疑問だからです。


 ここまで小説家になろうについて書いてきました。個人的には得意ジャンルの扱いが悲しいです。逆にレベルの高い恋愛、ファンタジーを読みたい方にはおすすめです。ここは書き専か読み専かで感じ方が異なると思います。



 次はエブリスタの感想です。私としてはかなり好印象です。今のところ四つのweb小説サイトを使っていますが、カクヨムの次に合う感じです。他の二つは前述の小説家になろうとアルファポリスです。四つのサイトの使用感・感想はまた別のエピソードで扱います。


 カクヨムとの大きな違いはなんといっても、エピソードごとに挿絵が挟めることです。ファンタジーやミステリーだと登場人物が多くて、読者への負担が大きいです。あれ、この人久しぶりの登場だけどどんな人だっけ、となります。適度にエピソードの下部に登場人物の性格などを挟めば読者の負担が減ります。

 私はカクヨム、エブリスタともに『季節は巡りて』という長編ミステリーを書いているのですが、事件が起きて時間が経ったエピソードでは適度にここまでのまとめを文字で挿入しています。また、タロットが話に絡んできますが、実際のタロットカードの画像を挿入することで視覚的に分かりやすくなります。長々と説明する必要がありません。気になる方はエブリスタで『季節は巡りて』で検索してください。最初の話「発端」や「占い」の話で画像挿入を多用しています。


 次にジャンルの扱い方について。小説家になろうとは違いミステリーはミステリーのランキングが表示されます。画面を下部にスクロールする必要がありますが、まとめられているよりマシでしょう。


 ここまでエブリスタをベタ褒めしましたが、当然欠点もあります。それはランキングの算出方式です。ざっくり言うとカクヨムでいうブックマーク、星の前日の増え具合、PVで決まります。以前、エブリスタの特徴をまとめた時に、星は一日一回同じ作品につけることができると書きました。つまり、人によっては相互評価をしあうことでランキング上位に入りやすいのです。すると、承認欲求が満たされます。私としては小説の面白さ自体の評価ではないので、相互評価は違うかな、と感じています。



 ここまで小説家になろう、エブリスタの感想・分かったことを書いてきました。あと一週間ほど経ったらカクヨム、アルファポリス、小説家になろう、エブリスタの比較をまとめます。気になる方は今しばらくお待ちください。



追記

 小説家になろう、エブリスタともにショートショート、短編の読者は少ない傾向です。特にエブリスタは半年、一年単位で相互評価をしあわないと固定ファン(と言っていいのか?)がつかないので、顕著です。

 また、小説家になろうの読者は9割がパソコンから読んでいます。PV表示にスマホから読んでいるのかまで表示されます。ありがたいですね。

 大多数がパソコンから読むということは、他のサイトと違って無理やり行間を開ける必要はなさそうです。web小説は隙間時間に読むものだと思うのですが、小説家になろうの読者がパソコンメインなので、どうやって読んでいるのか気になるところです。

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