第13話:うう……もう帰りたい……お母さん……

――奥多摩地方、賀茂村

 奥多摩地方、奥多摩湖も西方の端の辺りにその村はあった。

 先日冴島がヤンを拷問したその村は人口100人余りであり、その殆どがその際に説明した通り、冴島が彼らの借金を肩代わりする対価として、農業林業土木水産業に従事していた。

 ある者は田んぼと畑の雑草取りを行い、またある者は明朝の収穫に向けて野菜を梱包する箱作りを行い、ある者は養鶏場の掃除と、配属された部署でその職務に従事していた。

「倒れるぞー!!」

 山の方の伐採エリアで熊のような体格をした班長がひと際大きな声で叫ぶ。

 班長の声のすぐあとにバキバキと無数の木の枝が折れる音が響き、ズズンと地震に似た地響きが起きた。

 かつて学校だった施設を改装した村役場から就業のチャイムが村のあちこちに設置されたスピーカーを通して鳴り響く。

 その音を聞いて、山男は他の作業者に大きく手を振って作業終了を告げた。

「作業終了!! 片付けが終わったやつから風呂行ってこーい!!」

 班長の号令で、作業員たちは一斉に村へと戻っていく。

「おつかれっしたー!!」

「うぃーっす! おつかれー!」

 機材置き場に到着した作業員たちが、他の作業員とすれ違う度に挨拶を交わす。

 作業員たちは機材を置くと、まずは村の中心にある共同浴場へ向かう。

 そこで汚れた作業着を洗濯入れに放り込み、対面にあるランドリーで着替えを受け取り、風呂に入る。

 入浴が終わると彼らはその足で併設された食堂に向かい、食事を取った後は消灯時間の夜9時まで自由時間となっている。

 最近入村した青年、加藤俊也(かとうしゅんや)は入浴を終えるといそいそと食堂に向かった。

 食堂は村人が全員入れるほどの大規模な施設で、彼が到着したころにはすでに長蛇の列ができていた。

 30分ほど並び、漸く彼の順番が訪れる。

 今日の献立は奥多摩湖で獲れたブラックバス、鯉、ブルーギルなど使った南蛮漬けだった。

「はいよ、今日もおつかれさん。ごはん重くしといたからね」

 食堂のおばちゃんが、大盛りによそった飯を、加藤のトレーに置く。

 漫画のようにこんもり山を描いたそれに、加藤は目を輝かせる。

「ありがとうございます!」

 配膳を終えた加藤が着席し、手を合わせると彼は貪るように食事を開始した。

 基本この村は一次産業しか働き口が無いため、どの職種も重労働である。

 加藤は南蛮漬けに齧りつき、その甘酸っぱいタレとこの村で採れた玉ねぎのシャキシャキとした歯切れのいい食感、時折鼻にツンとくる辛み、そしてブラックバスの淡白ながらも肉厚な身が、加藤の疲れ切った五臓六腑に染み渡る。

 どれも自分たちで生産し、糧とする。

 米から味噌から何から何まで自家製で鮮度抜群のその味に彼は破顔した。

 腹の虫がある程度落ち着くと、加藤は日々の仕事に追われて隅に追いやっていたあることが気になった。

 それは少し前まで一緒に働いていて、いつの間にかいなくなっていた女の子のことであった。

 その女の子は加藤同様、借金のカタにこの村にやってきた子であったが、どう見てもこの村の仕事についていけていなかった。

 可愛い子であったがその後どうなったのだろうと加藤が思い返していると、彼の隣に誰かがどかりと座り、彼は誰だと振り向く。

「よう、おつかれさん。おお、随分盛ってもらったな」

 加藤の隣に座ったのは班長であり、彼は加藤に労いの声をかけると彼に盛られた飯の量に微笑んだ。

「あっ、おつかれさまです」

 急いで呑み込んだ加藤が、慌てて挨拶をする。

 加藤は班長の分の麦茶を注ごうと立ち上がろうとしたが、彼はそれを手で遮ると話を続けた。

「どうだかね? ここの生活にはもう慣れたか?」

「あっ、はい。空気も良いしメシも美味いし、最高っすね」

 嬉しそうに掻っ込む加藤の姿に、班長も釣られて笑顔になった。

「ははっ、そうだな。ワシも借金返済でここに来たが、予想外に良い暮らしで面食らったよ」

 ざふりと南蛮漬けを頬張る班長。だがゆっくりと噛み締め、その味を堪能すると口惜しそうに額をピシャリと叩いた。

「あー、これは酒だろー! なんでこの村は酒が禁止なんだろうなー! あー、ビールが飲みてー!」

「はは……」

 悔しそうにごちる班長に、加藤は愛想笑いを浮かべるしかなかった。

 この村は、基本的に娯楽は少ない。

 あるのは精々、公民館にある将棋やトランプ、卓球、そして冴島が使用していたゴルフ場くらいだ。

 一応スマホの使用は認められているが、山奥で電波が届く場所が限られているため、多くの者が役場に預け、必要な時のみ使用している。

 嗜好品に至っては煙草しか認めていない。

 甘味についても、役場に設置されている自販機のジュースやコーヒーくらいだ。

 理由としてはこの村はそもそも債務者が借金返済のために労働に従事する場所であり、定住されたくないからであるのと、酒は金銭トラブルの元になり易いためである。

 借金返済で村に来たのに、この村でも借金を作られても困るからだ。

 中には将棋やトランプを使ったポーカーなどで賭けに興じるものもいるが、それは本人たちの合意の元で行われるため、冴島はこれを黙認している。

 加藤たちが談笑していると、対面に女が現れ、彼らに話しかけてきた。

「ねぇアンタたち、今晩どお? 安くしとくよ?」

 女はわざとらしく妖艶に振舞う。

 加藤と班長は女を見ると目を合わせ、そして再び顔を女に戻すと愛想笑いを浮かべて断った。

「悪いね。ワシら、モグリは買わん主義なんだ」

「チッ、つまんねーの」

 舌打ちすると女は次の客の元へ、大袈裟に腰をくねらせながら歩いていくのだった。

 この村は男も女もいる。

 そのため彼女のような日中は与えられた職務をこなし、自由時間に他人の小遣い目当てに売春を働こうとする者も現れる。

 そう言った連中を彼らはモグリと呼んだ。

「あんなにくねくねさせても同じ作業着を着て、化粧っ気も無いんじゃ色気なんて出ねーのに、がんばるねぇ」

 班長は呆れながら彼女の後姿を追った。

「おい! 姫さんたちの登楼が始まったぞ!」

 すると食堂の外から村人の一人が中の面々に呼びかける。

 食事をしていた面々はそれを聞きつけると急いで飯を掻っ込み、我先にとその見世物を見ようと食堂の外に出た。

「おお、もうそんな時間か。どれ、ワシらも見物に行くとしよう」

 班長もその声を聞き、食事を中断し立ち上がった。

「あっ、はい。待ってください」

 班長に促され、加藤も急いで麦茶で飯を流し込むと人だかりが出来ている食堂の外へ走った。


 食堂の外では綺麗に着飾った遊女たち、男娼たちが警備の組員を引き連れて歩いていた。

 組員たちの中にはこの登楼を盛り上げるため、遊女たちを照らし、楽器を奏でている。

 土と汗に塗れ、俗世と隔絶されたこの賀茂村の村人たちにとって、毎晩行われるこのイベントは楽しみのひとつであった。

 遊女たちは恥ずかしそうに俯くものや堂々と手を振るもの様々であったが、その見目麗しい姿に、村人たちはうっとりと溜息を吐いた。

「けっ、仕事もしねーで偉そうにしやがって」

 先ほど班長に営業をかけていたモグリの女は、自分より圧倒的に美しい遊女たちの登楼を見て毒づくと食堂の中へ消えていった。

 それを目で追っていた加藤であったが、班長に肩を叩かれる。

「ほれ、あんなのに気を取られんと、新人の登楼が始まるぞ」

 班長に言われ、加藤は視線を戻す。

 加藤は新人の姿を見て、目を丸くした。

「あ、あれ!?」

 驚きの余り、加藤は班長の方へ振り向く。

 登楼していた新人の遊女は、加藤が先ほど思い出していた、いつの間にかいなくなっていた女の子、佐藤みくる(さとうみくる)であった。

 みくるは丈の短い浴衣姿であったが、薄い生地で作られたためボディラインがくっきりとシルエットに出ており、その煽情的な姿に見物する男たちから歓声が上がっていた。

「ん? 知らんかったのか? ウチの仕事についていけんからと、遊女に鞍替えしたんだ」

 問いただそうとする加藤に、班長はこともなげに語った。

「そ、そんな……」

 加藤は班長の話を聞き、戸惑いながら視線をみくるに戻した。

 恥ずかしそうに男たちの歓声を受けていたみくるは、加藤の姿に気付くと顔を真っ赤にして俯いた。

「なんだ、君はこの村の色街の仕組みも知らずに小遣い貯めとったのか?」

 賀茂村の色街の仕組みは、冴島が先ほどのようなモグリによる治安の悪化を防止するためであるのと、みくるのようなこの村の労働についていけない者への救済措置であった。

 賀茂村に住む者は、その大半が冴島によって借金を肩代わりしてもらった対価として、労働に従事する債務者である。

 その労働内容とは先にも述べた通り第一次産業が主であり、そのため中には過酷な肉体労働についていけない者も存在する。

 そう言った者たちの中で、本人が希望し、厳しい審査を通過した者だけが、遊女、男娼として起用される。

 加藤も同僚からそのような話を聞かされてはいたのだが、いざ自分の見知った人間がそうなった場面を見せつけられたため、彼は戸惑い、狼狽えてしまった。

「なぁに、一度買っちまえばそんなもやもや、スッキリと無くなっちまうもんさ。そうだ、加藤君の初めての相手はみくるちゃんにすると良い」

 班長はそう言うと狼狽える加藤の背中を叩いてガハハと笑った。


 村の離れ、山の中腹に差し掛かった辺りに廃寺がある。

 表向きは寂れた廃寺であるが、中に入ると薄っすらと赤紫のネオン色の混じった照明が灯されており、受付を済ませると地下に降りる階段に案内される。

 その先には先ほど登楼していた遊女たちが待っており、消灯時間になるまでの僅かな時間、逢瀬を愉しむ。

 その廃寺の三号室で、みくるは客の相手をしていた。

「へへへ……みくるちゃあん」

 中年の男がみくるにしがみつき、下卑た笑いを浮かべる。

 その気持ち悪さに、みくるは声を殺してすすり泣いていた。

「……はぁ、もういいや」

 始終嫌悪の表情を浮かべているみくるに興覚めした男が、彼女の身体から離れる。

「あ、あの……」

 起き上がり、弁明しようとするみくる。

「ずっとそんな顔されてたら、なんか俺が君に嫌なことしてるみたいじゃないか」

 男はみくるに背を向け、溜息を吐いて落胆した。

「ご、ごめんなさい……」

 債務者たちの小遣いは一日千円である。

 そしてこの廃寺の利用料は一回四万円。

 つまり単純計算で小遣い二か月分、喫煙者で一日ひと箱吸う場合はその倍、四か月分となる。

 この村で金の重さを知ったみくるは、自分が彼の数か月分の節制を無駄にしてしまったことに気付き、涙を浮かべて謝罪した。

「謝んなくていいよ。……先にシャワー使うから」

 男は憤りを背中で語りながら、シャワー室へ入っていった。

「ひぐっ……ぐすっ……ごめんなさい」

 シャワーの音に紛れ、みくるは再びすすり泣くのであった。


 そのあともろくに伽を熟すことの出来なかったみくるは、本日のお勤めを終えると塞ぎ込む様に自分の部屋に籠った。

 布団に包まって枕を涙で濡らしたみくるは、ユーチューブの動画を観ながら、なにも出来ない自分の無力さに打ちひしがれていた。

 みくるの観ていた動画は、トー横で歩が全裸男を倒す動画だった。

 自分もこの人のように強くなりたいと、みくるはぼんやりと思った。

「うう……もう帰りたい……お母さん……」

 その時、窓の外から騒ぎのような声が聞こえてくる。

「なんだろ……?」

 みくるが窓の外を見ると、冴島の部下と思われる大男が、高校生くらいの青年を資材置き場の小屋に押し込める様子だった。

「おら、入れ」

「ぐっ!」

 大男は後ろ手に縛られた青年の背中を蹴飛ばし、小屋に押し込める。

「歩!!」

 小屋の中から女性が青年を呼ぶ声が聞こえた。

「俺はブツを冴島さんとこに運んでくる。あとは任せたぞ」

「へい」

 大男は歩のスマホを金髪男に渡して去っていった。

「えっ……? ええっ!?」

 小屋に押し込められた青年と、スマホで観ていた動画の青年を見比べる。

 トー横のヒーローが突如自分の前に現れたみくるは慌てて部屋を飛び出した。


 大男から監視を命じられた金髪男は、小屋に押し込められた歩たちを見据え、話しかけた。

「さて君たち、ちょっとはしゃぎ過ぎちゃったねぇ。あんなにSNSに晒されるから、簡単に見つけられたぜ?」

 月明かりしか明かりの無い小屋で、歩たちの顔が見えるようしゃがみ込んで話す金髪男。

 彼らが反撃の気を起こさせないよう、ズボンに突っ込んでいたトカレフを取り出し、彼らに見せつけるように、それの銃口で頭を掻きながら彼らを威圧した。

「お、俺たちをどうするつもりだ!?」

 まだ起き上がる余裕の無い歩が、頭だけを金髪男に向けて、問い詰める。

 力関係が絶対的に覆らないこの状況を愉しむかのように、金髪男は動揺している歩たちをニヤニヤしながら眺めた。

「なぁに、取引が終わるまで大人しくしてりゃ、ちゃんとおウチに帰れるよ」

「取引って、BETAをマフィアたちに渡しちまうのかよ!?」

「昨日の騒ぎは知ってるでしょ!? アレがマフィアの手に渡ったら大変なことになるのくらい、わかんないの!?」

 金髪男の話に、歩といのりが猛反発する。

 それを黙らせるように金髪男は彼らの足元に威嚇射撃をした。

「そういうのは大人が決めることだ。ガキが出しゃばるんじゃねぇ」

 悔しそうに金髪男を睨みつける歩といのり。

 そんな彼らの様子を愉しんだ金髪男は立ち上がり、トカレフを再びズボンに突っ込んだ。

「メシと手当ての面倒くらいはしてやる。それまで大人しくしとけや」

 金髪男はそう言い残すと、小屋の戸を閉めるのだった。


 歩たちが監禁されているころ、小学校跡を改装した村役場前の喫煙所で、加藤もまた打ちひしがれていた。

 遊女たちの登楼を見物したあとの彼は、班長に言われるがままギャンブルに興じ、敢え無くその餌食になり、貯めていた小遣いの大部分を吸い上げられた憤りを、自販機のドクターペッパーで流し込んでいた。

「くそっ! 班長の野郎、ふざけやがって!」

 空になったドクターペッパー缶を握り潰し、叩きつける。

 その音に驚いたのか、喫煙所の外で、小さな悲鳴が聞こえた。

 加藤が声の方を向くと、そこにはみくるがいた。

「み、みくるさん! こんな夜更けに一体どうしたんですか!?」

 ベビードールにサマーガウン姿のみくるは、加藤にとても煽情的に見え、思わず顔を赤くして背けた。

「えっと、少し、手伝って欲しいことがあって……」

 加藤の視線が恥ずかしく、みくるはベビードールの裾を引っ張りながらもじもじする。それが逆に加藤の情欲を煽った。

「お、俺に出来ることならなんでも言ってください! なんでもやりますよ!」

 加藤は誘蛾灯に引き寄せられる羽虫のように、みくるの後をついていった。


 一方、小屋に監禁された歩といのりは脱出の方法を考えていた。

 歩と同様に後ろ手に縛られていたいのりが、歩に歩み寄り、怪我の状態を確かめ

る。

「くそっ、好き放題殴りやがって……」

 吐き捨てる歩の姿を見て、いのりの怒りがふつふつと沸き上がる。

「……アイツら絶対許さない。歩、この縄解いて」

 後ろを向いたいのりが、拘束部を歩の前に突き出す。

「なに考えてんだ! 相手は銃持ってんだぞ!?」

 徹底抗戦の意思を示すいのりを、歩が止める。

 その様子を、小屋の小窓から覗き込む、加藤とみくるの姿があった。

「あの人たちが、どうしたんですか?」

 ただ事でない様子に、加藤はみくるに尋ねる。

「えっと、あの人たち、攫われてきたみたいなの……」

 みくるは顔を伏せながら答えた。

「えっ? じゃあヤバい人たちなんですか?」

 みくるがなにを自分に頼みたいのか察した加藤が、大丈夫なのかと彼女に問いただす。

 みくるは顔を伏せたまま首を振る。

「でも、私、あの人たちSNSで見たことある……。昨日、新宿で全裸男を倒した人だから……悪い人たちじゃないと思うの」

 みくるは加藤の顔を見て、懇願する。

 小柄なみくるはその身長差から自然と上目遣いになり、それが加藤のハートを射抜いた。

「……わかりました。手伝います」

 覚悟を決めた加藤が、頷いた。

「本当!? ありがとう!」

 パッと表情を明るくしたみくるは、嬉しさの余り加藤に抱き着いた。

 色々とみくるの柔らかい部分が身体に触れ、加藤は全身が石になったように硬直した。


 歩たちは小屋の外に人がいることに気付き、焦りながら腕の拘束を解こうとしていた。

「ねぇ早く! 外に誰かいるみたい!」

「フガッ! フガフガッ!」

 いのりの腕の縄を、歯で解こうと試みる歩。

 いのりが歩を急かすが、彼女が身体を揺するため、試みは難航していた。

 そして突然、小屋のドアが勢いよく開く。

 万事休すと身構えるいのりと歩であったが、そこにはドアの縁に肘をかけ、ビシッとキメた加藤の姿があった。

「おい、アンタら」

 加藤が歩たちに話しかける。

 驚く歩たち。

「その縄、解いてやるぜ」

 俺がな、と言わんばかりに親指で自分を指す加藤。

 その背後で、目を輝かせて加藤を見ながら小刻みに拍手するみくるの姿があった。

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