第11話:コノ実験ガ成功スレバ、BETAヲ所持スル必要ガ無クナリマス

――豊島区、池袋北口、商店街外れのマンション

 全裸男騒動の次の日の早朝。

 北口商店街を一望出来るマンション最上階に住む、黒龍商会幹部、チョウ・ウーユエは身体中に付着した汗と体液を洗い落とすため、シャワーを浴びていた。

 ベッドには昨晩連れ込んで散々弄んだ女が横たわり、その傍らには無数の使用済みコンドームと、アムリタの空き瓶が転がっている。

 女はベッドに転がるアムリタの空き瓶に手を伸ばし、まだ中身が残ってないか確認する。そしてどれも空であることを確認すると舌打ちして起き上がり、シーツで身体を包んで冷蔵庫へ向かった。

「アムリタ、もうねーのー?」

 キッチンの対面のシャワールームのチョウに、女が話しかける。

 チョウは女の声を鬱陶しそうに無視し、鼻歌を続けながら、シャワーの水量を上げた。

「おっ、んだよ~。まだあんじゃん~」

 女が冷蔵庫の中を開けると、アムリタを見つけ、手を伸ばす。

 本来アムリタは、それ自体は無味無臭なのだが半粘性の液体のため、通常は人工甘味料で味を付けて販売している。

 冷蔵庫の中にはザクロ味、ブドウ味、イチゴ味があり、女はザクロ味を手に取り封を開けると、目を輝かせながらて一息に飲み干した。

 冷蔵庫で冷やされたアムリタはとろりと口腔内に滑り込み、ザクロ独特の甘酸っぱい味が口いっぱいに広がる。

 それを女は味わう様に咀嚼し、呑み込むと恍惚とした表情を浮かべた。

 女が2本目に手を伸ばそうとした時、その手をチョウが掴んで捻り上げた。

「此淫売女! 貴女未金払無! 阿密哩多購入所望金持来!」

 チョウは鬼のような剣幕で女を怒鳴りつけるとそのまま叩き伏せ、馬乗りになった。

「な、なんだよ……。朝の一発がしてぇなら最初からそう、ゲッ!」

 虚勢を張る女の頬に、チョウの拳がめり込む。

 女は金を払ってなかった。と言うより、払えなかった。そのため、売人であるチョウに身体を売り、その見返りにアムリタを手に入れていた。

「其安物身体購入不可、我所有阿密哩多! 此淫売女! 身程認知!」

 激怒したチョウが何度も女の顔を殴りつける。

 チョウの拳が血で赤く染まり始めたころ、彼は後頭部をビールの大瓶で強かに殴られ、気を失った。

 女が気を失って覆い被さったチョウを払いのけ、上体を起こすと、そこには冴島の舎弟、林下がいた。


――練馬区、光が丘、上田家、安達家前

「それじゃ、行ってくるね」

 合宿用の大荷物を抱えたいのりが、門の前で見送る真理たちに手を振る。

 目を赤く腫らしたいのりの姿から、事件に首を突っ込んだことについて、彼女の両親からの追及は逃れられなかったらしい。

 玄関で歯を磨きながら手を振っている歩は内心笑うのを堪えるのに必死であった。

「いってらっしゃい。危ないことは絶対しちゃダメよ?」

 同じく目を赤く腫らしたいのりの母、上田えりなが彼女に釘を刺しながら見送る。

 わかっていると答えるいのりはまたその話かとぐったりとした表情を浮かべた。

「楽しんできな」

 えりなの隣で、いつもの部屋着姿にサマーシャツを羽織った真理が見送る。

 頷いたいのりは歩の方を向き、手を振った。

「じゃあ歩、明々後日よろしくね」

「うぃー」

 眠そうに応える歩を見届けると、いのりは駅へ向かい、歩き出した。

「さて、じゃあアタシらはお茶でもするか」

「あらぁ、良いわねぇ」

 いのりの見送りが終わると、真理は背伸びをして、えりなに提案した。

 えりなはパッと花が咲いたように喜び、急かすように真理を母屋へ連れていく。

「あっと、歩、ちゃんと勉強すんだよ」

 背中を押されながら母屋へ連れていかれる真理が、思い出したように歩に忠告する。

 軒先の園芸用の水道で口を濯いでいた歩は、それを聞いて口を尖らせた。

「んだよ自分たちだけ。っと、宅急便だ」

 いのりとすれ違う様にトラックが到着し、ドライバーが荷下ろしを始める。

「それもやっといてー」

「うぃー」

 転びそうになるのを押さえながら、真理たちはじゃれ合うように母屋に入っていった。


「でっけーな。なんだこれ?」

 荷物は大型のものがふたつ。

 どれも結構な重量があり、歩はドライバーの手を借りて自分の部屋まで運んだ。

 中身はバスタブのような海外製のビニールプールがひとつと、もうひとつは大量の医療用栄養剤であった。

「アリガトウゴザイマス。早速デ恐縮デスガ、組ミ立テヲオ願イシマス」

「ええっ!? これ俺が膨らませるの? バスタブくらいあるぞ?」

 工作機械を除けて、無理矢理場所を確保したソフィアが、歩に指示を出す。

 歩はサラリと重労働を課すソフィアに苦言を呈した。

「オ願イシマス」

「ったく、しょーがねーなー。置くとこ無いから押し入れに突っ込むぞ」

 頭を下げるソフィアに、仕方なく従い、ビニールプールを膨らませる歩であった。


――同、光が丘駅前

 いのりが駅前に到着すると、同じ剣道部員仲間である町野里美(まちのさとみ)と福山加奈(ふくやまかな)が、彼女を見つけ大きく手を振って呼びかけた。

「遅いぞー、いのり―!」

「ごめんごめーん!」

 里美の声が聞こえ、いのりは彼女たちの方へ駆け寄り、そして合流すると連れだって歩き始めた。

「あれぇ? 里美に加奈、荷物それだけ?」

 防具袋に竹刀袋、旅行用のバッグと重装備な自分に対して、里美と加奈は旅行バッグのみであることに気付いたいのりが尋ねる。

「ウチら昨日もうコーチに預けちゃったから、こんだけなんだよね」

 里美が意地の悪そうに応える。

 そんなことが出来たのかと、いのりはショックを受けた。

「ひっど! なんで教えてくんないのさ!?」

 友人たちの裏切りを、いのりが非難する。

 すると里美と加奈は顔を合わせて数瞬考えると、キョトンとした表情で答えた。

「いや、だっていのりは、てっきりカレシが届けるもんだと思ってたから」

「カレシじゃないし!」

 里美たちの言う彼氏とは、つまり歩のことである。

 長年同じ家に住み、小中高と同じであった二人は、それぞれの友人と遊ぶ以外はほとんど連れだって行動していた。

 歩が上田家の買い出しを手伝うのが当たり前となっているように、学校のある期間の弁当の支度は、いのりの母、えりなが行っている。

 そのためいのりたちの学友の間では、誰が言い出したわけではないが歩といのりの関係は、いつの間にか不可侵の扱いとされていた。

 当然、兄弟同然に育った二人にとって、周囲のその余計な気遣いは悩みの種であり、時折こうして特別扱いされるがゆえの弊害が起きることもしばしばであった。

 いのりの否定に、再び顔を合わせた里美と加奈は数瞬考え、今度は呆れかえる。

「いやいや、合宿の最終日に呼びつけてそのまま観光? お泊り有りで? それは無理あるわー」

「YOUもうコクっちゃえYO」

 加奈はいのりの無理筋な主張を指摘し、里美は加奈に乗っかりいのりを茶化すのであった。

 反論できず、顔を真っ赤にして黙ってしまったいのりに、やれやれと肩を竦める二人。

 その時、三人の前に一台のバンが歩道に乗り出し、急停車した。

「うわっ!?」

「っぶな!」

 里美たちが驚くのも束の間、バンからマスクとサングラスをした男たちが現れ、彼女たちを取り囲む。

「上田いのりちゃん、だね?」

 男たちの一人が、いのりへ話しかける。

「……っ!? だれっ!?」

 訳がわからず、いのりは後退ろうとしたが、背後に回り込んだ男が彼女の背中に銃を突きつけた。

「お友達が巻き込まれたくなかったら一緒に来てもらおうか」


――場所戻り、歩の部屋

「ぜぇー、ぜぇー。……お、終わったぞ」

 いのりが男たちに誘拐されているころ、ビニールプールを膨らませ終わった歩は息も絶え絶えにへたり込んでいた。

 ソフィアはそんな歩の様子を気に留めることも無く彼の脇を横切り、アタッシュケースを彼の前に運んだ。

「デハ次ハ、アタッシュケースニ入ッテイルパウチヲ、ソチラニ置イテクダサイ」

「へいへい」

 息を整え終わった歩が、目の前に突き出されたアタッシュケースを掴み、指示通りにする。

「パウチノ摘マミヲ捻ッテクダサイ。パウチガ拡張シマス」

 歩がソフィアの指示通りにすると、パウチはプシューッと機械音を放ちながら、みるみる膨れ上がった。

「おおっ、布団圧縮袋を解いたみたいだな」

 ビニールプールにすっぽり収まったそれを、歩が面白そうにぷにぷにと指で押す。

「概ネ原理ハ似タヨウナモノデス。摘マミノ下ニ注ギ口ガアリマス。ソコニBETAト、購入シタ栄養剤ヲ注イデクダサイ」

 ソフィアはアタッシュケースから二つあるBETAの内の一つを取り出すと、歩に手渡した。

「おいおい二つしかないんだろ? 使って良いのか?」

 歩はBETAを受け取ると、人死にが出るほどの貴重な薬を、こんな場所で使って良いのかと疑問に思った。

「ヒトツアレバ十分デス。ソレニ、コノ実験ガ成功スレバ、BETAヲ所持スル必要ガ無クナリマス」

 ソフィアは残りのBETAが収まったアタッシュケースの蓋を閉じ、元置いていた場所へ戻しに行く。

「……よくわかんねぇけど、ひとの部屋を実験室にすんなよなぁ」

 要領を得ない回答をするソフィアに首を傾げた歩は、なんでも良いかとBETAの入ったアンプルを開け、BETAをパウチに注いでいく。

 アンプルが茶色のガラス製であったため、歩は実際に出してみるまで気付かなかったが、BETAはエメラルドグリーンのとろりとした半粘性の液体であり、窓から差す日光に照らされたそれはキラキラとまるで宝石が液体になったかのように輝きを放っていた。

 BETAを注ぎ終わる数十秒の間、そのこの世の物とは思えない美しさに彼は魅了されるのであった。


――豊島区、池袋北口、黒龍商会本部

 冴島は直参の遠田勇(とおだいさお)と石橋歳実(いしばしとしみ)、斎藤孝(さいとうたかし)を連れ、黒龍商会の本部を訪れていた。

 池袋駅北口商店街、平和通りのひとつ外れ、寂れたホテル街を抜けると突然、オリエンタルな装飾で彩られた門が現れる。

 そこが大陸系マフィア、黒龍商会の本拠地である。

 冴島はベンツを降りると運転手の斎藤を残し、出迎えの職員に連れられ、遠田、石橋とともに中へ入っていった。

 正門と同様に煌びやかに装飾された応接室に通されると、そこには黒龍商会会長、キム・カビョウが、その肥えに肥えた身を預けるようにソファに深く腰掛け、葉巻を燻らせていた。

 キムの態度に遠田と石橋は静かに青筋を立てたが、彼らが動く前に冴島がこれを遮った。

「キム会長。この度私ども冴島組は独立することになりましたので、そのご挨拶に伺わせていただきました」

 今回冴島達が黒龍商会を訪ねられた理由は、冴島組発足の挨拶という名分があったからであった。

 冴島はキムの前に跪き、三つ指をつき平伏する。

 いまにも殴りかかりそうであった遠田と石橋も、冷静に事を運ぶ冴島に倣い、頭を下げる。

「これはこれは、冴島さん。ご丁寧にどうも」

 冴島の態度に良くしたキムは、手に持っていたけばけばしい扇子を勢いよく広げ、笑ってこれを迎合した。


――場所戻り、安達家、歩の部屋

「あー、疲れた! もう今日はなにもしねーぞ」

 ソフィアに言われた作業が全て終わり、栄養剤も全て入れ総重量数十キロとなったビニールプールを、どうにかこうにかして押し入れに押し込んだ歩は、本日二度目のダウンを喫していた。

「勉強ハシナイノデスカ?」

 器用に階段を降り、キッチンの冷蔵庫から飲み物を運んできたソフィアが歩に手渡す。

「お前、そういうこと言う?」

 上体を起こし、受け取った歩は誰のせいでこんなに疲れたと思っているのかと抗議する。

「勉強ハ大事デス」

「急に良い子ちゃんぶりやがって」

 ペットボトルの麦茶を一口飲んだ歩は、それはそれと話すソフィアに不満を漏らす。そんなやり取りをしていると、インターホンの鳴る音が階下から響いた。

「はーい! 言ったそばからこれだよ」

 何度も鳴らし催促する音に、聞こえるよう声を張り上げた歩は、めんどくさそうに降りて行った。


「はいはい、いま開けますよ。……なんだアンタら?」

 歩が玄関を開けると、そこには強面の男が二人、険しい表情で立っていた。

 一人は180センチを超える巨漢のパンチパーマで、もう一人は中背の痩せ気味の金髪男であった。

 ただ二人ともその風体、風貌から歩が一目見て、堅気の人間でないと察知した。

 歩はドアを閉めようとするが間に合わず、大男の方が半身を捻ってねじ込み、歩の腹を殴った。

「ゲッ!?」

 その膂力で歩は尻餅をつく形で倒れ込み、そのまま腹を押さえて苦しそうに蹲る。

「クチの利き方がなってないな、最近のガキは」

 拳を合わせ、関節をポキポキと鳴らした大男はそのまま中に入り、歩の頭髪を掴んで引き摺る。大男の後ろをついてくるように、金髪男が続く。

「おいおい、なんだよ。真理ちゃんいねーじゃん」

 二人は土足のまま玄関をあがり、金髪男が真理の部屋を無遠慮に開けて彼女を不在に不平を漏らす。

 大男は金髪男の不満を余所に、痛みで喚く歩を構わず引き摺り、そのまま階段を昇って行った。


 大男は歩の部屋に到着すると、歩をその部屋に放り込んだ。

 喚き続けて喉を傷めた歩が、蹲りながら咽る。

 歩の部屋を見回した大男が、その珍妙な模様に唖然とした。

「なんだ、この部屋? 機械オタクってやつか?」

 点在する高価そうな工作機械、チープな骨組みだが等身大の人型ロボット、凡そまともな高校生が生活する空間とは程遠かった。

 最後に入ってきた金髪男も、足の踏み場も難しいその部屋に、うへぇと声を漏らしながらも、物色を始める。

「ま、なんでもいいか。歩くん、だっけ? この間、歌舞伎町で変なもの拾ったよね?」

 咳が治まった歩の前にしゃがみ込んだ大男が、歩の顔を覗き込みながら尋ねる。

「彼女を酷い目に遭わせたくないなら、おじさんたちに渡して欲しいんだけど、どうかな?」

 大男は懐からスマホを取り出し、歩に写真を見せる。

 そこには物置小屋のような場所で縛られているいのりの姿があった。

「いのり!?」

「アニキ、ありました! アタッシュケースです!」

 歩がいのりの写真を見て驚くのを余所に、部屋を物色していた金髪男はアタッシュケースを見つけ、担ぎ上げる。

「あとはガキか。おい、ガキはどこだ?」

 金髪男の報告を聞いた大男が、再び歩に尋ねる。

 歩の頭の中は様々な思考が洪水のように溢れ、半ば混乱状態になっていた。


 ソフィアをつけ狙っていたやつらがとうとうここを嗅ぎ付けてしまった。

 ソフィアとBETAを明け渡すべきか。

 明け渡すべきだ。元々俺には関係ない話だ。

 いのりが捕まってんだぞ。当然だ。

 でもそうしたら全裸男みたいな事件がまた起きる。

 だからと言って俺がどうこう出来る話じゃない。

 コイツらいのりに手を出しやがった絶対許さねぇ。

 頭を掴んで引き摺り回されたせいで滅茶苦茶痛いし、腹も痛ぇ、吐きそうだ。

 ガキ相手にここまでマジでやるなよ。バカじゃねーの?

 こんな奴に逆立ちしたって勝てっこない。

 いのりに何かしてみろ、絶対ぶっ殺してやる。

 抵抗したら詰みだ。考えろ。考えろ。


 そんな考えが、歩の中で同時に沸き上がり、歩の思考をグチャグチャにしていた。

「ぐ……く……」

 混乱して言い淀んでいた歩に痺れを切らした大男が、歩の頭をアイアンクローの要領で鷲掴みにする。

「このアタッシュケースを持っていたガキだ! そいつも一緒に匿ってんだろ! どこだ!?」

 大男は歩の耳元で声を張り上げて恫喝する。

 歩は痛みに震える腕を上げ、ソフィアを指差した。

「そ、そいつ……」

 それは修理中の元ボディーであった。

 現在ソフィアが入っている作業用ボディーは、間一髪ビニールプールと共に押し入れに隠れていた。

 歩の指先を確認した大男は、歩を床に叩きつけ、睨みつけた。

「アレの! どこが! ガキなんだ! ええ!? 大人嘗めてんじゃねぇぞ!!」

 大男は歩が自分を嘗めたと判断し、歩の腹を執拗に蹴りつける。

 歩は防御姿勢を取り、それが収まるまでジッと耐えた。

「ぐっ! がっ! げっ! ほ、ホントなんだ……」

 大男が息を切らした時、金髪男が悲鳴を上げる。

 大男が振り向くと、ソフィアの元ボディーが立ち上がり、彼の元へ歩いていた。

「暴力ハイケマセン。ヤメテクダサイ」

 キュルキュルと頭部のカメラレンズフォーカスを稼働させて、大男を見るソフィア。

「な、なんてこった……」

 子供だと思っていたのは子供くらいの大きさの等身大ロボットであった事実に、大男は驚きの余り尻餅をつき、唖然とした。

「投降シマス。彼ニコレ以上危害ヲ加エルノハ、ヤメテクダサイ」

 歩を庇う様に彼と大男の間まで移動したソフィアは、跪いて降伏した。

「そ、ソフィア……」

 その姿を背後から見ていた歩は、意識が遠のき、そのまま気絶するのだった。

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