一八九話 見舞いの皇帝陛下情報によると
んで、そのままはむ、と私の指をくわえてあむあむ、としゃぶりだす。……まさかだが
いや、本気で本心まじめに吸われすぎて乳消失、とかなったら
ただでさえ、女としてしょんぼりな質量しかないっつーのにそんな、つるりんぺたーとなっちゃうなんてよしてくれ。んなもん母親としては
いやだ。まだ私これで十代なんだ。まだ女終わりたくないっ、てのは
「では、
「ではないか、と俺や静が推測しているだけですよ、母上。しかし、
「いやはや、ではないだろう、
「父上?」
「まさかこんなにも早く静の
陛下の妃? なぜここで陛下の妃がでしゃばってくるんだ。陛下に
もしや、
乳母を頼むとして出産経験のある
「
「わからん。新しいお前の四夫人
なるほど。それはたしかにそうかも。
てか、梓萌様に嫌がらせって……勇気あるなあ。私だったら計画段階、に乗る以前の問題で
このひと、本当に口が立つ、じゃないがこう、なんと言っていいかわからない未知の鋭い言葉を切り貼りして「どうぞ?」と寄越してきてくださるのですよね。うんうん。
これで、この恐怖を知っていてなお挑もうというのはなにかな? 変態さんかな?
なんか、世の中には喜んで自ら進んで
「静」
「
「それは、あなたでしょう? ね?」
「ですが」
「いいから。そうよね?」
「……はい、
折れた私が答える。言い直したら皇ご、じゃなくて皇太后様はにっこり笑って私の指をちゅぱちゅぱしている
まだ当たり前に据わっていない首がふらふらした。殿下に似た雰囲気を感じて疑問に思っているのだろうか。それとも本能の域で祖母、お
いや、だがしかしずいぶんと若いお婆ちゃんだなあ、ってのは私だけの感想じゃないと信じたいというか信じている。だって、まだ三六歳だぞ。女
違う、とか言われたら私は自分の常識をまじめに本気で疑っちゃいます。でしょ?
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